2012年5月15日 (火)

紅、朱、緋色、赤いきのこは数あれど…

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赤いきのこは目にも鮮やかで、とても印象深いです。


生えている環境(周りのようす)によっては、絵のように見えることがあります。


朽ちかかったシイタケのほだ木に顔を出した赤いきのこはとてもきれいでした。


図鑑で探してみて、ヒイロベニヒダタケというきのこではないかと判断しました。ヒイロというのは緋色だとおもいます。改めて辞書で「緋」を紐解いてみました。
緋とは「火のような、濃く明るい紅色」とあります。きのこと見比べてみてなんとなく納得。


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ベニヒダというのは、ひだが肉色に成熟するところから名付けられているようです。このきのこはまだ発生したばかりだと思われるので、ひだはまだ白っぽいですけど成熟すると紅色になるのでしょう。柄は中空になっていて線が入っています。傘にはしわが寄っていますが、成長するとなくなるのかもしれません。


●ヒイロベニヒダタケ/Pluteus aurantiorugosus
ウラベニガサ科ウラベニガサ属


(撮影:2012.5.13/土浦市)

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2012年2月27日 (月)

カワラタケ誕生

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山歩きをしていて、カワラタケほどよく見るキノコはないでしょう。コイツときたら、広葉樹だろうが針葉樹だろうがおかまいなしに生えまくります(どちらかというと広葉樹の方が好きなようです)。


とにかく手当り次第に木材の分解に取りかかるという精力的なキノコ。木材腐朽菌としてはナンバーワンかもしれない…と思えるほどです。


そんなパワフルきのこが発生する過程を目にしました。


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このきのこはタコウキン科に分類されているので、傘の裏に管孔がたくさんあります。管孔(管状の穴)が多数あるということでタコウキン(多孔菌)と言われているのだと思います。


またサルノコシカケの仲間でもあります。サルノコシカケは、背着性と言って、一部が木材などに密着して半円状や団扇状の傘を形成しているものが多いです。


すでに半円状になっているものは明らかにキノコだと認識できます。


ところが、黒い樹皮の上に斑点のように白くなっている物体があります。これが、カワラタケの幼菌というか発生したてのものらしいです。


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毛のなかから何やらくちばしのようなものが伸びてきてカワラタケになるようです。まるでヒヨコとかアヒルの赤ちゃんのようです。


カワラタケの違った一面を垣間見て、なんだかちょっと得した気分になれました。

(撮影:2012.2.26/土浦市・旧新治村)

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2012年2月26日 (日)

真冬の粘菌

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こんな寒い時季でも粘菌(変形菌)は活動しているようです。


なかには「好雪性変形菌」と呼ばれる粘菌は寒い時季に子実体を形成するそうですが、茨城では見ることがないだろうとずっと思っていました。


今回見つけたものは上記の好雪性変形菌ではありません。でも、2月という寒い時季に子実体を形成しているのを見て、少なからず驚いています。


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図鑑の写真と絵合わせすると、ケホコリの一種ではないかと思えました。ウツボホコリ科のトビゲウツボホコリにも似ていますが、春から秋に発生するようなので違うのでしょう。


よく似ているのはナカヨシケホコリというケホコリ科の一種でした。発生は主に秋から冬とあります。世界的に分布している種らしく珍しいものではないようです。

(撮影:2012.2.19/つくば市)

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2011年7月14日 (木)

のっぺらぼうの行進

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やわらかい色の白熱灯が並んでいるように見えますけど、街灯にしては密集し過ぎですね。


擬人化してみると、やけに血色のいい“のっぺらぼう”の行進のようにも見えます。それがまた、かわいらしいですのぉ〜


冗談は置いといて…

こちらは粘菌(変形菌)の子実体です。


まだ乾燥しきっていないので本当の色がわかりません。柄は黒っぽく見えますが、茶褐色あるいは赤くなるのかもしれません。子嚢の部分は薄いピンクというか肌色というか、とてもやさしげな色です。この後、赤くなったりするのでしょうか?


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なんとなくモジホコリの仲間のような気配を感じますけど、私にはわかりません。思い切って予想するならアカモジホコリでしょうか(たぶん間違っていると思います)。

(撮影:2011.6.12/土浦市)


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2011年7月12日 (火)

粘菌たちのプロジェクトZ/雑草征服計画

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雑草におびただしいアブラムシが! と思いきや「虫ではなさそうだ」とはたと気づきました。


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近づいてみると…それは粘菌(変形菌)ではあ〜りませんかぁ。


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ほほぅ、こりゃすごい、すご過ぎます。


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なかには芸術的な配列のものもあります。粘菌の幾何学とでも呼べそうな規則正しいデザイン。よくもまぁ、こんなにきちんと並べられるもんです。驚きですね。


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正体はジクホコリのようです。成熟したものは瑠璃色に輝いていて素敵です。胞子を飛ばしきったものも、網目の籠のなかに白い軸が残る美しい形状を見せてくれます。もう、ミクロ芸術大賞を進呈したくなっちゃいますね〜


(撮影:2011.6.26/つくば市)


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2011年6月27日 (月)

地表の宴、千の杯

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今年は粘菌シーズンにあまり森へ出かけられませんでした。非常に残念。


先日、ウッドチップを敷き詰めた場所でサカズキホコリの子実体を見つけました。杯と言うよりもおしゃれなグラスに見えます。なかには蓋を被っているものがありますが、それが取れればグラスいっぱいに黒い粒が入っているのがわかるでしょう。この黒い粒は胞子の塊なのでしょうか?


それにしても、かわいいヤツです粘菌(変形菌)は。

(撮影:2011.6.26/つくば市)

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2011年5月22日 (日)

そろそろ粘菌シーズンに突入か

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昨年の五月頃に粘菌の子実体を複数見つけました。その季節が今年も到来したわけであります。粘菌シーズンに突入ですね。


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昨日見つけたのはムラサキホコリの子実体らしきもの。比較的太い杉の倒木から発生していました。まだ子実体を形成したばかりのようで、それぞれが癒着しているような状態です。この後しっかり乾燥させれば、胞子を風に乗せて飛ばすことができるのでしょう。雨が降らなければいいのですが…


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このムラサキホコリは「今日、子実体を作る!」と決断したのでしょうけど、それが吉と出るか凶と出るか? 日にちが変わったばかり午前0時ですが、今のところ雨は降っていません。幸運を祈るばかりです。

(撮影:2011.5.21/石岡市)


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2011年5月21日 (土)

アミガサタケとウラスジチャワンタケ

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アミガサタケっておいしいという話ですけど、いまだに食べたことがありません。なんでも、一度干してから料理に使うと格段にいい味が出るとか。


きのこの観察会に参加すると、食べ方に関する情報が入ってきたりして得した気分になります。


そうなんです。こちらのきのこは4月に開催されたきのこ観察会・調査のときに撮影したものです。

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こちらはウラスジチャワンタケです。形は違いますが、質感はなんとなくアミガサタケに似ています。


ウラスジチャワンタケはノボリリュウタケ科に属するきのこ。一方のアミガサタケはアミガサタケ科のきのこ。どうなんでしょう? この二つの科は意外にも近い系統に属していたりして…。専門家ではないので詳しいことはわかりませんけど、なんとなくそんな気がしてなりません。

●アミガサタケ/Morchella esculenta var.esculenta
アミガサタケ科アミガサタケ属

●ウラスジチャワンタケ/Helvella acetabulum
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属


(撮影:2011.4.29/つくば市)

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2011年5月17日 (火)

小さな杯、白い茶碗

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とてもかわいいきのこです。多分チャワンタケの仲間ではないかと思います。


真っ白で、露が付いていて、清楚で可憐な姿。


落ちていた枯れ枝の樹皮をめくったら、ほら。


すぐ脇にはコウヤクタケの仲間のようなきのこが…。べったりとした様子は、ちょっときのこには見えませんね。

(2011.4.29/つくば市)

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2011年1月13日 (木)

きのこの呪縛90日

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昨年の秋はきのこが豊作だったように記憶しています。猛暑できのこは参ってしまって出てこないでは…なんて心配していましたが、意外にも例年よりも精力的な活動を展開してくれたようです。

こちらのきのこを撮影したのは、昨年の10月中旬。それ以来「なんというきのこなんだろう?」と悩み続けていました。撮影以前にも何度か見かけていたので気にはなっていたのです。暇な時にきのこ図鑑を眺めて、ど〜れ〜か〜な〜と見比べていました。


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三か月ほど悩んで断定したのがヒメオニタケ。皮質の傘が一番の特徴でしょうか。皮と言っても滑らかな皮ではありません。バックスキンと言うか、スエードと言うか、とにかくざらざらとした感触です。

悩みに悩んで決めたので、ヒメオニタケという名前は半年くらい覚えてられそうです。さすがに一年も経過すると記憶が薄らいで消えてしまいそうですが…


●ヒメオニタケ/Cystoderma granulosum
ハラタケ科シワカラカサタケ属

(2010.10.13/石岡市)

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