虫が魚になった? …ぼくはセミノハリセンボン…
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愛嬌のあるきのこと言って、私が思い出すのがホコリタケ。細かいトゲトゲが表面にあって、袋状になっているところがとても愉快です。

いわゆる傘や柄と呼ばれる部分がない、きのこらしからぬきのこです。きのこのなかには「腹菌類」と言われるきのこが多数ありますが、比較的身近に見られる腹菌類の一つではないでしょうか。側面から見ると、同じ腹菌類のノウタケを彷彿させます。最初の写真に写っているどんぐりと比較するとその大きさが想像いただけるのではないでしょうか。

中身は細かなスポンジ状です。この写真のものは、うっすらと黄色くなっています。ホコリタケは食べられるきのこですが、このように色づいてしまうと食べごろではないそうです。あくまでも中身が白いうちがいいそうです。このきのこを押してみると、感触はまさにスポンジ。いや、弾力のあるマシュマロの方が近いかもしれません。
外見から想像するとよく汁を吸い込みそうなので、個人的にはおでんの具にしたらおいしくいただけるのではないかと思っています。ほかにも、味噌汁に入れると麩(ふ)のような食感が楽しめるのではないでしょうか。

そんなおいしそうな具が無造作に散らばっています。湿った落葉の下からむくむく顔を出している彼らが、「おいしいよ! おひとついかが?」と言っているような気がしてなりません。よ〜し、この次はおひとついただいちゃおうかな。

ちなみに、最後はこんな風になってしまいます。もちろん、この穴からは胞子を吐き出します。そのようすはパイプから煙が出てくるような感じです。
●ホコリタケ/Lycoperdon perlatum
ホコリタケ科ホコリタケ属
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)
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先週、きのこ観察のフィールドにしている雑木林でムラサキシメジが発生しているのを確認。そのときは写真だけ撮って帰ってきたのですが、今ごろになってむらむらと食欲がわいてきました。
で、さっそく採ってきたのがご覧のムラサキシメジ。親友のO君(きのこ試食隊のメンバー)と食べるだけなので、収穫はほんの5〜6本にしておきました。前回、ウスヒラタケをつけ汁うどんでいただいたので、今回はスパゲティにしようと決まっていました。
ネットでムラサキシメジの料理を検索してみたら、「おいしい」という人と「埃臭い」あるいは「カビ臭い、土臭い」という人が半々で、評価が分かれていました。ほとんどのサイトが炒め物をすすめていたので、スパゲティという結論になりました。本当は味噌汁も味わってみたかったのですが、埃臭いという言葉が気になって断念しました。
さて、スパゲティの具になったムラサキシメジはというと…けっこうイケます。香りや味という点では特に何も感じませんでしたが、コリコリとした歯ごたえが気に入りました。次回は、埃臭い味噌汁にも挑戦してみようという気になってきました。
●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.21/石岡市)
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よく出かける雑木林でウスヒラタケを見つけました。発生から時間が経っているようで、傘がかなり大きくなっています。二か所にかたまって生えていました。全部収穫すれば中形のざるに山盛りありましたが、遠慮して両手いっぱいくらいにしておきました。

生えていたのは伐採された木が積み重なっている場所。木の種類はシラカシのような気がしました。

さっそく友人のO君に電話して一緒に食べることに。彼は料理が上手なので、きのこを収穫したときはいつも彼の元に持参します。今回は「ウスヒラタケつけ汁うどん」となりました。(写真はO君が撮影)
「このきのこ、すごくダシがでるね〜」と台所から語りかけるO君。その言葉を耳にして、大量の唾液と脳汁が分泌されたことは言うまでもありません。じつは、山採りきのこの試食に付き合ってくれるのは彼だけ。家族は私のきのこ鑑定眼を疑っているのです。そんな私とともに、山採りきのこの試食をする彼はチャレンジャーなのかもしれません。O君、いつもありがとう。
お味の方は…かなりイケてます。確かにダシが出ていますし歯ごたえも上々。今度採れたら味噌汁にして味わってみたいですね〜
●ウスヒラタケ/Pleurotus pulmonarius
ヒラタケ科ヒラタケ属
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)
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エゴノキに生えると言えばエゴノキタケ。この二人はとても仲良しです。

まるでエゴノキを専門に分解する役割を担っているような雰囲気。勝手な想像ですが、エゴノキタケの菌は必ず木のなかに入っていて、木の元気がなくなると活動を始めるような気がします。エゴノキが「もうダメだ〜」とか「疲れた〜、調子悪い〜」と言うと、菌が「後はおいらに任せとけ!」と分解し始めるのではないでしょうか。ひょっとすると、木が元気なときには何らかの援助をしているのかも? (勝手な想像ですよ)
●エゴノキタケ/Daedaleopsis styracina
タコウキン科(サルノコシカケ科)チャミダレアミタケ属
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.10.21/土浦市)
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本当は白くありません。傘の部分はほんのり紫色です。きっとムラサキシメジだと思います。

柄の下の方からは小さなきのこが二本出ています。地面から出ているのかと思ったら、落葉の層に菌糸を張り巡らせて伸びているような感じでした。

手に載せた写真からも大きさがわかると思いますが、巨塔というほどのものではありませんね。いかにもきのこらしい形をしていて、見ているだけで笑いが出てしまいます(別に頭がおかしくなったわけではありません)。

このようにいくつも顔をのぞかせていると、なんだか楽しくなってしまいます。きのこを見ているだけでワクワクする自分。やっぱ頭がおかしいのかもしれません。
●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)
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食べられるきのことは知っていても、なんとなく勇気が出ないきのこの一つです。白い柄の部分はシャリシャリしておいしそうですが、傘の部分についている泥のような液体を見ると食欲が萎えてしまいます。臭いもなんとなくキツいですし…
ハエたちが傘の周りを乱舞し、泥の部分をピチャピチャ舐めているようすを目にすると、伸びた手も引っ込んでしまいます。この傘の部分は何色と言ったらいいんでしょうか? 迷彩色によく使われる色の一つに近いような気がします。濃いオリーブ色とでも表現しておきましょうか?
写真には一本しか写っていませんが、周りには何十本のスッポンタケが生えています。まるでムーミン谷のニョロニョロのようでした。
●スッポンタケ/Phallus impudicus
スッポンタケ科
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』
(撮影:2009.11.3/石岡市)
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