11月のきのこ

2012年12月18日 (火)

ニッキ臭のするきのこ

1212181
ニッキの匂いというと古いでしょうか? シナモン臭のするきのこです。


そう言われても写真だけじゃ信じられないですよね。でも、確かにシナモンの香りがします。


この匂いは好き嫌いがあるので、いい匂いとは断言できませんが私は好きです。きのこからシナモンの匂いというのは意外性があっておもしろいと思います。


1212182
半背着性のきのこですが、裏はどうなっているのかというと、細かい突起が並んでざらざらとした感触があります。


さて、このきのこはなぜシナモンの香りがするのでしょう。虫をおびき寄せる手段のひとつなのでしょうか。う〜ん、不思議です。


●ニセニクハリタケ/Steccherinum murashkinskyi
ニクハリタケ科ニクハリタケ属


(撮影:2012.11.4/土浦市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月17日 (月)

確かに、団扇に見えます

1212171
パタパタと扇いだらいい風が来そうな感じがします。団扇に似ていて、てかてかと艶を帯びているような見映えなのでツヤウチワタケ。なるほど覚えやすいネーミングです。


1212172
サルノコシカケ科(タコウキン科)の仲間なので、傘の裏は孔が目立つはず。ちょっと裏返してみると…すっごく細かい孔がびっしり。


生えているのは桜の枝のような感じです。材との接合部分にも注目です。まるで接着剤でビタッとくっつけたような印象。かなりしっかりと接合していて、ちょっとやそっとでは剥がれそうもありません。

●ツヤウチワタケ/Microporus vernicipes
サルノコシカケ科ツヤウチワタケ属

(撮影:2012.11.4/土浦市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月16日 (日)

あ〜か〜い〜 ちしお〜のチシオタケ

1212161
倒木に群生しているチシオタケ。傷をつけると血のような赤い液を出すのでその名がついたのだと思います。


1212162
とてもかわいらしいきのこです。柄は傘の色と同じような色をしています。柄の基部には毛のようなものが見られます。


傘の縁から赤い液が出ているのがわかりますか? ちょっとふれただけでも液を出すデリケートなきのこなんです。


●チシオタケ/Mycena haematopoda
キシメジ科クヌギタケ属

(撮影:2012.11.4/土浦市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月25日 (水)

いつかは食べたいホコリタケ

0911251
愛嬌のあるきのこと言って、私が思い出すのがホコリタケ。細かいトゲトゲが表面にあって、袋状になっているところがとても愉快です。


0911252
いわゆる傘や柄と呼ばれる部分がない、きのこらしからぬきのこです。きのこのなかには「腹菌類」と言われるきのこが多数ありますが、比較的身近に見られる腹菌類の一つではないでしょうか。側面から見ると、同じ腹菌類のノウタケを彷彿させます。最初の写真に写っているどんぐりと比較するとその大きさが想像いただけるのではないでしょうか。


0911253
中身は細かなスポンジ状です。この写真のものは、うっすらと黄色くなっています。ホコリタケは食べられるきのこですが、このように色づいてしまうと食べごろではないそうです。あくまでも中身が白いうちがいいそうです。このきのこを押してみると、感触はまさにスポンジ。いや、弾力のあるマシュマロの方が近いかもしれません。

外見から想像するとよく汁を吸い込みそうなので、個人的にはおでんの具にしたらおいしくいただけるのではないかと思っています。ほかにも、味噌汁に入れると麩(ふ)のような食感が楽しめるのではないでしょうか。


0911254
そんなおいしそうな具が無造作に散らばっています。湿った落葉の下からむくむく顔を出している彼らが、「おいしいよ! おひとついかが?」と言っているような気がしてなりません。よ〜し、この次はおひとついただいちゃおうかな。


0911255
ちなみに、最後はこんな風になってしまいます。もちろん、この穴からは胞子を吐き出します。そのようすはパイプから煙が出てくるような感じです。


●ホコリタケ/Lycoperdon perlatum
ホコリタケ科ホコリタケ属

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月23日 (月)

歯ごたえいいぞ! ムラサキシメジ

0911231
先週、きのこ観察のフィールドにしている雑木林でムラサキシメジが発生しているのを確認。そのときは写真だけ撮って帰ってきたのですが、今ごろになってむらむらと食欲がわいてきました。

で、さっそく採ってきたのがご覧のムラサキシメジ。親友のO君(きのこ試食隊のメンバー)と食べるだけなので、収穫はほんの5〜6本にしておきました。前回、ウスヒラタケをつけ汁うどんでいただいたので、今回はスパゲティにしようと決まっていました。


0911232
ムラサキシメジのスパゲティです!

ネットでムラサキシメジの料理を検索してみたら、「おいしい」という人と「埃臭い」あるいは「カビ臭い、土臭い」という人が半々で、評価が分かれていました。ほとんどのサイトが炒め物をすすめていたので、スパゲティという結論になりました。本当は味噌汁も味わってみたかったのですが、埃臭いという言葉が気になって断念しました。

さて、スパゲティの具になったムラサキシメジはというと…けっこうイケます。香りや味という点では特に何も感じませんでしたが、コリコリとした歯ごたえが気に入りました。次回は、埃臭い味噌汁にも挑戦してみようという気になってきました。


●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.21/石岡市)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年11月18日 (水)

ウスヒラタケをいただきま〜す

0911181
よく出かける雑木林でウスヒラタケを見つけました。発生から時間が経っているようで、傘がかなり大きくなっています。二か所にかたまって生えていました。全部収穫すれば中形のざるに山盛りありましたが、遠慮して両手いっぱいくらいにしておきました。


0911182
生えていたのは伐採された木が積み重なっている場所。木の種類はシラカシのような気がしました。


0911183
さっそく友人のO君に電話して一緒に食べることに。彼は料理が上手なので、きのこを収穫したときはいつも彼の元に持参します。今回は「ウスヒラタケつけ汁うどん」となりました。(写真はO君が撮影)

「このきのこ、すごくダシがでるね〜」と台所から語りかけるO君。その言葉を耳にして、大量の唾液と脳汁が分泌されたことは言うまでもありません。じつは、山採りきのこの試食に付き合ってくれるのは彼だけ。家族は私のきのこ鑑定眼を疑っているのです。そんな私とともに、山採りきのこの試食をする彼はチャレンジャーなのかもしれません。O君、いつもありがとう。

お味の方は…かなりイケてます。確かにダシが出ていますし歯ごたえも上々。今度採れたら味噌汁にして味わってみたいですね〜


●ウスヒラタケ/Pleurotus pulmonarius
ヒラタケ科ヒラタケ属

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年11月15日 (日)

白い巨塔

0911151
本当は白くありません。傘の部分はほんのり紫色です。きっとムラサキシメジだと思います。


0911152
柄の下の方からは小さなきのこが二本出ています。地面から出ているのかと思ったら、落葉の層に菌糸を張り巡らせて伸びているような感じでした。


0911153
手に載せた写真からも大きさがわかると思いますが、巨塔というほどのものではありませんね。いかにもきのこらしい形をしていて、見ているだけで笑いが出てしまいます(別に頭がおかしくなったわけではありません)。


0911154
このようにいくつも顔をのぞかせていると、なんだか楽しくなってしまいます。きのこを見ているだけでワクワクする自分。やっぱ頭がおかしいのかもしれません。


●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月11日 (水)

スッポンタケの大発生

0911111
食べられるきのことは知っていても、なんとなく勇気が出ないきのこの一つです。白い柄の部分はシャリシャリしておいしそうですが、傘の部分についている泥のような液体を見ると食欲が萎えてしまいます。臭いもなんとなくキツいですし…

ハエたちが傘の周りを乱舞し、泥の部分をピチャピチャ舐めているようすを目にすると、伸びた手も引っ込んでしまいます。この傘の部分は何色と言ったらいいんでしょうか? 迷彩色によく使われる色の一つに近いような気がします。濃いオリーブ色とでも表現しておきましょうか?

写真には一本しか写っていませんが、周りには何十本のスッポンタケが生えています。まるでムーミン谷のニョロニョロのようでした。


●スッポンタケ/Phallus impudicus
スッポンタケ科

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』
(撮影:2009.11.3/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)