いつかは食べたいホコリタケ

愛嬌のあるきのこと言って、私が思い出すのがホコリタケ。細かいトゲトゲが表面にあって、袋状になっているところがとても愉快です。

いわゆる傘や柄と呼ばれる部分がない、きのこらしからぬきのこです。きのこのなかには「腹菌類」と言われるきのこが多数ありますが、比較的身近に見られる腹菌類の一つではないでしょうか。側面から見ると、同じ腹菌類のノウタケを彷彿させます。最初の写真に写っているどんぐりと比較するとその大きさが想像いただけるのではないでしょうか。

中身は細かなスポンジ状です。この写真のものは、うっすらと黄色くなっています。ホコリタケは食べられるきのこですが、このように色づいてしまうと食べごろではないそうです。あくまでも中身が白いうちがいいそうです。このきのこを押してみると、感触はまさにスポンジ。いや、弾力のあるマシュマロの方が近いかもしれません。
外見から想像するとよく汁を吸い込みそうなので、個人的にはおでんの具にしたらおいしくいただけるのではないかと思っています。ほかにも、味噌汁に入れると麩(ふ)のような食感が楽しめるのではないでしょうか。

そんなおいしそうな具が無造作に散らばっています。湿った落葉の下からむくむく顔を出している彼らが、「おいしいよ! おひとついかが?」と言っているような気がしてなりません。よ〜し、この次はおひとついただいちゃおうかな。

ちなみに、最後はこんな風になってしまいます。もちろん、この穴からは胞子を吐き出します。そのようすはパイプから煙が出てくるような感じです。
●ホコリタケ/Lycoperdon perlatum
ホコリタケ科ホコリタケ属
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)
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