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2010年4月

2010年4月29日 (木)

アミガサタケはゴルフボールにもなる

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球形に近いアミガサタケです。いまにも誰かのドライバーがうなりをあげて何百ヤードも先に飛ばしそうです。

(ちなみに私はゴルフを一切やらないので、上記の表現でへんなところがあるかもしれません)

今年はあまりアミガサタケを見かけませんでした。寂しいなぁ…と思っていたところ、4月の中旬にひとつ、下旬にひとつ見つけました。出ていたのは毎年発生する場所、公園に隣接した雑木林の一角です。


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こちらは中旬に見かけたものです。きのこの先にぼんやりと写っているのはコンクリート製のU字溝。すぐ近くにはサクラの木があります。

毎度書いていることですが、アミガサタケはバラ科の木(桜や梅など)とコンクリートが近くにあると発生しやすい気がします。コンクリートの石灰が土壌のphを変えて、発生スイッチでも入れているんでしょうか。

話は違いますが、桜並木のある公園などでも芝生の上に発生しているのを見かけたことがあります。私の記憶では、「アミガサタケあるところに桜の木あり」といったことが多いです。少なからず両者には親密な関係があると疑わざるを得ません。


撮影:上の写真2010.4.25、下の写真2010.4.19/両方とも石岡市

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2010年4月28日 (水)

これもネンドタケモドキ?

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へんなきのこがありました。生えているというより、べたーっと広がっている感じです。見えている面は、きのこにとっては傘の裏の部分になるのだろうと思います。

(黒いつぶつぶはクロコブタケです。シイタケのほだ木の害菌と言われています)


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寄って見てみると毛羽立っているような感じ。きっと細かな管孔なのでしょう(ただ、へんな縁取りがあるのが気になります)。こんな雰囲気のきのこと言えば…


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4月22日のブログで報告したこのきのこに似ています。これはgorosukeさんのコメントによりネンドタケモドキと判明したきのこ。でも、このきのことはちょっと違うような気がします。でも似てるんだよな〜


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さて、今回報告したきのこには小さいながらも傘があります。背着性のきのこのなので、ちょうど縁にあたる部分が隆起しているだけなのかもしれませんが、サルノコシカケ科のきのこに見えなくもないですね〜

さぁ、また宿題のきのこができてしまいました。焦らず慌てず、じっくり考えることにします。


撮影:2010.4.19/石岡市

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2010年4月27日 (火)

モリノカレバタケ、だと思うんだけど…

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だいぶ乾燥して干涸びてしまっています。このきのこは、昨年もこの場所の近くに出ていました。昨年見たときは名前がわかりませんでした。

そのときからいろいろ悩んでいましたが、モリノカレバタケではないかと判断しました。


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昨年はもっと黄色っぽいものが生えていたのですが、今年はクリーム色がかっています。もっとも乾燥してしまったのであてにはなりませんが…


●モリノカレバタケ/Collybia dryophila
キシメジ科モリノカレバタケ属

撮影:2010.4.19/石岡市

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2010年4月26日 (月)

せんべいみたいなきのこ

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伐採された杉の木が積み重なっていました。そこに生えていたのが写真のきのこ。傘の表面は黒に近い暗褐色で、縁の部分だけ茶色です。まるで醤油せんべいに丸い海苔をのせたようです。


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チャワンタケと名のつく仲間、あるいはピロネマキン科のきのこだろうと思い図鑑を見ましたが、一致するきのこは見つかりませんでした。今まで見たことがないので、私的には珍しいきのこです。


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傘の裏はつるつるすべすべ。チャワンタケの仲間に似た感触でした。柄はありますが極端に短いです。ちなみに、木から引きはがしたときに柄の軸がしっかり残りました。


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割ってみると、大きいだけあって厚みがあります。さて、何というきのこなんでしょう?


撮影:2010.4.25/石岡市

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2010年4月25日 (日)

スギタケの仲間、再リポート

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前回報告したスギタケの仲間と思われる写真のきのこが気になって、本日再び発生場所に行ってきました。生えていたのは、確かシラカシの伐採木だと思います。


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すると、ちょうどどこかのおじさんが採ろうとしているところです。いや〜、初めてこの雑木林できのこ採りをする人と出会いました。おじさんにお願いして、写真だけ撮らせていただきました。おじさんは、「このきのこは食べられるんだよ」と言います。6日間経過するとこんなに大きくなるんですね。

ヌメリスギタケですか? と質問すると…「ん、名前はド忘れしちゃった」と言うではありませんか。ちょっとガックリ。内心「名前も知らずに食べちゃって大丈夫なの?」と心配してしまいました。その後、おじさんとはきのこの発生場所などの情報を交換して別れました。タマゴタケやムラサキヤマドリタケ、ムラサキシメジの出るところを教えてあげたら、「この雑木林で出るんだ? 知らなかったよ」と、ちょっとビックリしていました。


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ちょうど、コメントでgorosukeさんよりヌメリスギタケではないかと教えていただいたところだったので、グッドタイミングでした。図鑑に載っている写真は傘の表面が白っぽいですが、傘に付いた鱗片の感じはヌメリスギタケモドキよりもヌメリスギタケの方が似ています。きのこの色については、撮影した時季や発生環境で変わることもあると思うので、個体差の幅と見なしてヌメリスギタケということに決定しちゃいます。

gorosukeさん、アドバイスありがとうございました。


●ヌメリスギタケ/Pholiota adiposa
モエギタケ科スギタケ属

撮影:2010.4.25/石岡市

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2010年4月24日 (土)

スギタケ属って似てるな〜

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切り株からニョキッと生えた存在感のあるきのこ。見るからにスギタケの仲間であることがうかがえます。色は明るい茶色。赤茶色と言った方が近いかもしれません。


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スギタケ? でも、図鑑には夏から秋の発生になっているし。スギタケモドキも夏から秋です。チャナメツムタケは秋に地上から発生すると書いてあります。だとすると、ヌメリスギタケかヌメリスギタケモドキでしょうか。


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柄はささくれが帯になっています。失敗したのは傘の粘性を確認しなかったこと。う〜ん、スギタケの仲間って判断しようとすると意外に難しいです。いったいどのきのこなんでしょう。


撮影:2010.4.19/石岡市

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2010年4月23日 (金)

徐かなることきのこの如し、瑞々しきことキクラゲの如し

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雨上がりの森にきのこがニヨキ、ニョキ。キクラゲなのでむにゅ、むにゅって感じでしょうか。


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水分を吸収して瑞々しさを回復しています。上の方は早く出たものなので、何度か乾湿を繰り返しているのでしょう。色がちょっと違います。


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さわってみると…本当に不思議な感触です。ゼリーよりはしっかりしていて、こんにゃくのように弾力があります。裏にはしわがあって、毛のない動物みたいな印象です。確か、こんな皮膚をしたネズミとか犬がいたような…


●キクラゲ/Auricularia auricula
キクラゲ科キクラゲ属

撮影:2010.4.19/石岡市

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2010年4月22日 (木)

タワシのようなきのこ

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まるでタワシです。

樹種はわかりませんが、たぶん広葉樹だと思います。枯れ枝にくっつくように生えていました。柄はありません。


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剥がしてみたらドングリの殻斗(帽子の部分)みたいです。こんなきのこもあるんですね〜。

図鑑で調べてみましたけどさっぱりわかりません。ひだが管孔状なので、とりあえずサルノコシカケ科を中心に探してみましたが、手がかりはつかめず。捜査は打ち切りとなりました。


撮影:2010.4.18/笠間市

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2010年4月20日 (火)

天然きのこはトビムシたちの砦

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この絶対的な存在感は! うわ〜っ、野生のシイタケです。よくシイタケのほだ木が雑木林に並べてありますが、これは違います。自然に朽ちたコナラの木です。ただし、発生の元となった菌は、栽培用のほだ木に出たシイタケから飛んできたものかもしれません。

図鑑か本かネットか忘れましたが、シイタケは天然(自然発生)ではあまり出ない、あまり育たない…ということが書かれていたのを思い出しました。シイタケ菌はあまり強い菌ではないようで、ほかの菌に負けてしまうことが多いそうです。そんな情報が頭に入っていたので、今回の巨大天然シイタケを見つけたときには衝撃を感じました。


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「こりゃ、今晩のおかずだ!」と小躍りしながら写真をパチパチ。どこから眺めてもご立派、壮観。「いいネ〜、いいネ〜、素敵だよ」。

このときふと気づきました。グラビアアイドルを撮影するカメラマンってこんな気分なのか…と。本気できのこを褒めまくって撮影している自分が、プロのカメラマンと重なりました。

さて、撮影終了。収穫に取りかかりま〜す。

あれ? なんだコリャ? 細かいひだの中でうごめく小さな点が…

うわっ、これトビムシの仲間じゃないですか?

ものすごーく大量にいます。しかも威勢よく、ひだから飛び出してくるではありませんか! パチっとかいって目に入りそうな勢いです。

でも気にしな〜い。食べちゃえ、食べちゃえ!


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この日、家の者たちには大量のトビムシの件は内緒にして、さっさと焼いてお皿に乗せてテーブルに出しちゃいました。しかも傘を上に向け、トビムシたちの気配を悟られないように。たぶんトビムシたちは真っ黒焦げで何が何だかわからなくなっていると思います。

でも、目を覆いたくなるような大量のトビムシの残像が目に焼き付いていて、家族に内緒にしておくのは後ろめたかったです。でも、死ぬわけじゃないし…。

「シイタケ、食べるー」と子どもがおいしそうに食べています。次から次へと口に運んでいる様子を見ると、ちょっと複雑な気分。でも、死ぬわけじゃないし…

繊維質に加え、トビムシのタンパク質も吸収できて栄養満点かも? と自分に言い聞かせながら自らも口に。「天然物は香りがいいかな」(気のせい?)なんて思いながらおいしくいただきました。

日中、軽く陽に当ててトビムシを追い出しておけば、もっと気分よく食べられたでしょう。迂闊でした。

余談ですが、家族は私のきのこ鑑定眼を疑っています(当然と言えば当然です。素人ですから)。しかし、今回のきのこはどう見たってシイタケ。間違いようがありません。なので、山で採ってきたとは言わずに友人からもらったと嘘をつきました(ごめんなさい)。「どこの誰?」「なんでくれたの?」「きのこ栽培してる友達いたっけ?」などと細かいツッコミが入ったらどうしよう…と心配しましたが、何事もなく時は過ぎました。あ〜よかった。


●シイタケ/Lentinula edodes
キシメジ科

撮影:2010.4.19/石岡市

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2010年4月19日 (月)

きのこは愉快

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肉眼では見えない菌が、傘のようなきのこを作るのはとても不思議なことです。そんな不思議なものを見ていると、なぜか愉快な気分になります。


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きのこにはいろいろな形がありますが、やっぱり傘を持ったきのこを見ると「あ〜、きのこだ〜」と思わず顔がほころんでしまいます。


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ちっちゃくても大きくても、きのこはきのこ。「こんにちは〜」と声をかけたくなるのは一種の病気なのかもしれません。


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さて、朽ち木に生えていたこのきのこ。アクニオイタケのような気がします。焦げ茶色から薄い茶色など、色の濃さには多少幅があるようです。もしかして、乾燥気味だと色が薄くなるのでしょうか。

このきのこは肉にアンモニア臭があるそうです。臭いはかいでこなかったので、次に見つけたときに試してみたいと思います。


●アクニオイタケ/Mycena stipata
キシメジ科クヌギタケ属

撮影:2010.4.8/石岡市

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2010年4月18日 (日)

オレンジゼリー

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おいしそうに見えるキクラゲの仲間のきのこ。樹皮を突き破って出てくるところなどは、なんとも力強い印象です。さわるとひんやり、ぷるぷる。オレンジ色が眩しいです。

たぶんコガネニカワタケ、あるいはハナビラダクリオキンではないでしょうか。両者は胞子の形が違うようなので、それを顕微鏡で見ればどちらか判断できると思います(う〜ん、顕微鏡ほしいです)。

見つけたのは笠間市にある飯田ダム。ダムの周りを巡る遊歩道の脇にあった立ち枯れの木(広葉樹っぽい)から出ていました。


撮影:2010.4.18/笠間市

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2010年4月16日 (金)

ココアはいかが?

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堅そうなきのこです。こちらはコフキサルノコシカケ。粉を吹くから“コフキ”の名前がついているのだと思います。

時季になると、ココアパウダーのような粉(胞子)をまき散らします。その量は想像以上で、生えている木はもちろん、周りまで薄茶色にしてしまいます。ある本には、胞子は電気を帯びているので、いったん子実体から放出された後、子実体に引き寄せられる…みたいなことが書いてありました。確かにこのきのこの傘は、粉の付着で色が変わっています。外見は乾いた印象ですが、多年生のきのこらしいので今年も粉を飛ばすのでしょう。年々成長を続けて幅50センチを超えることもあるそうです。

このきのこを見るとなぜかココアが飲みたくなります。冬のような底冷えを感じさせる今日のような天気だと余計にそう思います。

見ただけでサルノコシカケ科と思わせるきのこですが、図鑑ではマンネンタケ科に分類されています。図鑑の説明の一文に「胞子はマンネンタケ型」とあるので、サルノコシカケのようなきのこのうち、胞子の形が違うものはマンネンタケになっているのかもしれません。

生えていたのはサクラ(ヤマザクラかも)の木です。このきのこが出ているということは、余命はそう長くないと思います。


●コフキサルノコシカケ/Elfvingia applanata
マンネンタケ科コフキサルノコシカケ属

撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月15日 (木)

もしかしてネンドタケ?

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近くの里山を歩いていたら、伐採された木にきのこが生えていました。


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切られたのはこの木。これは昨年の10月にブログで報告したきのこ(撮影は9月)ではありませんか。そのときは不明のきのことして締めくくりましたが、改めて見てみるとネンドタケのような気がしてきました。


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こちらは以前報告したときの写真です。


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傘の裏を改めて撮ってみました。


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割ってみると中まで茶褐色というか黄土色です。きっとネンドタケでしょう。たぶん、たぶんですよ。

「サルノコシカケ科は割ってみよ」。これは今月参加したきのこ調査のときに教えてもらった格言(?)です。私は素人なので、割って何かがわかるというわけではありません。専門家だと色を見ただけで属がわかることが多いようです。う〜ん、そのレベルになるときのこ観察もグンと楽しくなるのでしょうけど…

私の場合は割って、ただ見るだけ。かぐや姫や桃太郎が出てくるわけではありませんが、これからも続けていこうと思います。

あっ、言い忘れました。ネンドタケはサルノコシカケ科ではありません。タバコウロコタケ科です。でも見かけは同じ種類のきのこなので割ってみる価値があると思います。

ネットで画像を検索してみたら、大きさや厚さがまちまちでした。色はみな同じような黄土色〜茶褐色ですが、形状にはバリエーションがあるようです。今回報告したものは、かなり立派な子実体と思われます。枯れてから生えたのか、生えたので枯れたのかはわかりませんが、これだけ群生しているとかなりのスピードで材を分解しているのではないでしょうか(ネンドタケは白色腐朽菌です)。


撮影:2010.4.8/石岡市

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2010年4月14日 (水)

森でクジラと会った日

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小さいのや大きいの、切り株に白いクジラが群れていました。


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クジラと言ってもきのこです。名前はクジラタケ。雪国美人のような美しいきのこです。


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傘の裏には細かい孔。サルノコシカケ科ですからこんな感じです。色白なので裏面も美しく思えます。


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オキアミや小さなプランクトンを漉し取って食べる鯨の口みたいです。木から引きちぎるとこのようになります。たぶん、サルノコシカケ科のきのこはみんなこんな感じになるのだろうと思います。こうして見ると、クジラタケの管孔は長いのがよくわかりますね。

こちらも調査に同行して見つけたきのこです。


●クジラタケ/Trametes orientalis
サルノコシカケ科シロアミタケ属

撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月13日 (火)

アナタケにはいろいろあるらしい

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アナタケ? クエスチョンマークつきのアナタケです。図鑑に載っているアナタケの写真と見比べると間違いなさそうですが、正確な同定には顕微鏡観察が不可欠だそうです。図鑑には「本種は形態的に変異に富み、日本産のものは今後数種類分割される可能性がある」とも書いてありました。

これも調査で教えていただいたきのこです。落ちていた枯れ枝についていました。枝が落ちてから発生したのか、発生してから枝が朽ちて落っこちたのかは判断できません。どちらなんでしょ?

前回報告したチャアナタケモドキはタバコウロコタケ科でしたが、今回のアナタケはサルノコシカケ科です。素人の私には両種の線引きがどこにあるのかよくわかりません。次回の調査のときに、そのことを聞いてみようかと思います。


撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月12日 (月)

みなさ〜ん、きのこに見えますか?

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これがきのこに見える人は、かなり詳しい方ではないでしょうか?

普通の人が見たら、「あ〜、木が病気になっちゃったのね?」と思うでしょう。でも、それも正解だと思います。きのこの本体は菌類。いわゆるカビの仲間だそうですから。きのこの菌は一般的には倒木や枯れ枝、朽ち木などを分解しています(ときには土壌からも発生します)。でも、生きた木を浸食する菌(きのこ)もいるようです。いわゆる病害菌と言うヤツでしょうか(これって、人間の立場からの命名ですね)。

きのこは傘型の子実体を作るものばかりじゃないんですね。こんな姿のきのこを見ると、つくづくそう思います。


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さて、このきのこはチャアナタケモドキというそうです。私は初めて見ました。というか、見てもわからなかった。あるいは「見なかったことにした」きのこでした。

こちらもきのこ調査のときに教えていただいたものです。


●チャアナタケモドキ/Phellinus punctatus
タバコウロコタケ科

撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月11日 (日)

図鑑に載っていないきのこ

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前回に引き続き、この写真も調査に同行して見つけたきのこです。確か、ミヤマチャウロコタケと言っていたような…。直径4ミリくらいの小さなきのこです。

もし間違っていても、調査員の方の責任ではありません。私の聞き違え、あるいはメモのミスかもしれません。念のために所有する図鑑を見てみましたが、どの図鑑にも載っていませんでした。さらにネットで検索。写真は一点しか見つかりません。ヒットした写真と見比べたら、とてもよく似ていました。


撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月 9日 (金)

野生動物の糞みたい

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これはまた変わったきのこです。自分は今まで見たことがありません。マメザヤタケと言うそうです。確かに大きな枝豆を彷彿させる形をしています。何に見えるかは国によっても違うようで、欧米では「死者の指」とも呼ばれているとか。私には山でよく見かける野生動物の糞に見えました。

生えていたのはシュロの木らしい倒木。子実体のふくらんだ部分は3センチくらいありました。柄の長さを加えると4センチは超えます。黒くてグロテスクな形は妙に存在感があります。

クロサイワイタケ科という耳慣れない科のきのこです。これもきのこ調査のときに教えていただいたものです。


●マメザヤタケ/Xylaria polymorpha
クロサイワイタケ科

撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月 7日 (水)

椿の下には菌核が埋まっている(梶井基次郎風に)

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お椀型をしたこのきのこは、チャワンタケの仲間に違いない…


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と思ったら、キンカクキン科のきのこでした。その名は、ツバキキンカクチャワンタケ。

前回の記事に書いた「きのこ調査」で見つけたきのこです。たぶん、自分一人で歩いたら見つけられないと思います。

「毎年ここの椿の下にでるんですよ〜」と調査員の方が案内してくれました。図鑑には「ツバキが長年植栽され、地表に落花が集積しているような場所でないとあらわれない」とあります。そうそう、何が菌核になっているのかと言うと、黒色に子座化した椿の萼片や花弁らしいです(図鑑に書いてありました)。


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とにかく、椿とは親密な関係にあることは間違いありません。本当にいいものを見せていただきました。初めて見たきのこにちょっと感動です。なので、かわいい幼菌たちをサービスカットとしてお届けします。


●ツバキキンカクチャワンタケ/Ciborinia camelliae
キンカクキン科

撮影:2010.4.4/土浦市

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2010年4月 6日 (火)

茨城にはきのこ同好会がない?

以前からきのこのことをもっと詳しく知りたいと思っていました。それにはきのこ同好会や愛好会に参加するのが一番の近道。しかし、ネットで検索してもそれらしい集まりはありません。茨城ってきのこに興味のある人が少ないのでしょうか? 茨城にはきのこやコケ、粘菌の写真で有名な伊沢正名さんという方がいらっしゃるのに…。きのこの図鑑(コケや粘菌も)と言えばほとんど伊沢さんの写真が使われています。そんなきのこ写真の大家がいらっしゃるにもかかわらず、きのこ熱は茨城県民の間に伝播していないようです。

余談ですが…
そもそも茨城県人はものすご〜く“宣伝”が下手です。観光資源や自慢できる郷土文化、人物が存在してもなかなかメジャーにすることができません。唯一知られているのが水戸のご老公様くらいではないでしょうか。最近は筑波山や袋田の滝、偕楽園も知られてきていますが、まだまだメジャー級とは言えないでしょう(偕楽園は日本三名園の一つなのでそれなりに知られているかも)。

なんとかなりませんかね、茨城県。有名になることがすべて善とは言いません。でも、誇りを持って「茨城はいいぞ! すごいぞ!」と言える県にしたいものです。

ものすごい脱線をしました。もとのきのこ同好会の話に戻します。

先日、知り合いから「土浦できのこの調査みたいなものを毎月やっているよ」という話を聞きました。さっそく連絡を取り、会の活動に参加させてもらうことにしました。その調査が4日の日曜にありましたので、そのとき見つけたきのこを次回から報告したいと思います。
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この調査にはサルノコシカケ科を研究されている著名な博士が関わっています(残念ながら学会の集まりで当日はお見えになりませんでした)。

そんなこともあり、3月12日の記事で報告した不明のきのこ(記事はこちら)の名前を関係者経由でお尋ねしてみました。すると、すぐさまメールで回答がありミイロアミタケであることが判明。研究者の方はとても忙しいので、回答は数週間後だと思っていたのに即座の返信。恐縮するやら驚くやら…この場を借りてお礼を申し上げます。


●ミイロアミタケ/Daedaleopsis purpurea
サルノコシカケ科チャミダレアミタケ属

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2010年4月 5日 (月)

紙からゼリーを作る手品

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枯れ枝に煤のようなものがこびりついています。ペラペラと薄い紙のような黒い物体。


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種も仕掛けもないこの物体に水をかけるとどうなるか? じつはこのとき、水がなかったのでペットボトルのお茶を飲ませてあげました。すると…


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15分後にはご覧の通り、ゼリーに大変身! うっ、ぐにゃぐにゃコンニャクゼリーですね、こりゃ。あまりおいしそうには見えません。

こちらは数日前にも報告したヒメキクラゲです。表面には細かい粒があります。図鑑には「あらゆる種類の枯死した木質系基物上に生じる」とあります。


●ヒメキクラゲ/Exidia glandulosa
ヒメキクラゲ科ヒメキクラゲ属

撮影:2010.4.1/難台山(石岡市・旧八郷町)

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2010年4月 4日 (日)

枯れ枝に咲くきのこの花

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乾ききったきのこがサクラの枯れ枝にびっしりです。色は冴えませんがまるで花のよう。すっかり満開です。

発生からそうとう時間が経っている感じです。たぶんチャカイガラタケだと思います。以前にもこのブログで報告しましたが、そのときもサクラの枯れ枝に発生していました。もしかして、サクラの木が好きなのでしょうか(広葉樹全般がすきなのかも)。


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傘の裏はひだ状です。古いうえに乾ききっていることもあり黒くなっています。

図鑑には「広葉樹の枯木、枯れ枝に群生して材の白腐れをおこす。サクラやハンノキに多い」とあります。やっぱりサクラは好きなようです。


●チャカイガラタケ/Daedaleopsis tricolor
サルノコシカケ科チャミダレアミタケ属

撮影:2010.4.1/難台山(石岡市・旧八郷町)

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2010年4月 3日 (土)

腐っても蜂の巣?

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カラカラに乾ききったきのこを見つけました。色も抜けて真っ白です。

付き方や傘の様子からしてサルノコシカケ科(タコウキン科)のきのこであることが想像できます。


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傘の裏の管孔は大きめです。蜂の巣の形を彷彿させる孔からして、ハチノスタケだと思います。そんなに珍しいきのこではないと思うのですが、久しぶりに見ました。

図鑑には「広葉樹の枯木に生じて白腐れをおこす」とあります。白色腐朽菌ですね。生えていたのはサクラの枝です。


●ハチノスタケ/Polyporus alveolarius
サルノコシカケ科タマチョレイタケ属


撮影:2010.4.1/難台山(石岡市・旧八郷町)

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2010年4月 2日 (金)

きのこ見参! じゃなくて剣山

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むむっ、なんかへんなきのこがあるなー。


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おお〜、針の生えたきのこです。まるで生け花に使う剣山のようです。でも、上を向いて立っていないので花がさせませんね。

ウロコタケとかコウヤクタケの仲間ではないかと想像しました。図鑑を見てみると、サガリハリタケが似ている感じです。自信がないので、暫定的にサガリハリタケということにしておきます。


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直径10〜20ミリくらいの丸い形で、枯木の各所から発生していました。

図鑑には「広葉樹の枯木にきわめて普通に生え、材の白腐れをおこす」とあります。いわゆる白色腐朽菌というヤツでしょうか。ほかにも、シイタケのほだ木の害菌の一種と書いてありました。ごくありふれたきのこのようですね。


撮影:2010.4.1/難台山(石岡市・旧八郷町)

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2010年4月 1日 (木)

黒の漆塗り椀だね

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ハイキングコースの途上、土の上にへんなきのこが出ていました。たぶんクロチャワンタケだと思います。ピントが甘いと言うか、手ブレしていると言うか…不鮮明な写真で恐縮です。

図鑑によれば、早春に針葉樹林内の落葉層から生えるきのこだそうです。確かにハイキングコースには針葉樹がたくさんありました。


撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村

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