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2010年10月

2010年10月24日 (日)

齧られて 絵になるきのこ ホコリタケ

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誰でしょうねぇ〜 齧ったの?

ナメクジでしょうか。いやいや、この食べっぷりは違うような気がします。単独犯でしょうか、複数犯でしょうか?

掘り下げるように食べた跡もありますし、ガブリと齧った形跡も見受けられます。昆虫類かもしれません。あるいはネズミとかも考えられそうです…

このような絵を見ると、ホコリタケがすごくおいしそうに感じられます。まるでお菓子か何かのような雰囲気です。「外はカリカリ、中はもっちり」みたいな…

そうだ、これはまさしく“森のたこ焼き”ではありませんか! あぁ、急にたこ焼きが食べたくなりました。


●ホコリタケ/Lycoperdon perlatum
ホコリタケ科ホコリタケ属

(2010.10.3/茨城県石岡市・旧八郷町)

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2010年10月10日 (日)

食えんのか!

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日本語は難しいです。

今回のタイトルの解釈は二通りあります。「このきのこ、食べられるの? えっ、食べられるの!」的な驚きの表現ととらえるのがまずひとつ。もうひとつが「こんなうまいきのこが食べられねぇっていうのかい、お前さんは?」的な半ば脅し的表現。

正解はどちらでしょう?

へへへ、じつは出題者にもわかっていません(何となくつけたタイトルなので…)。

到底きのこには見えないであろうこの物体はノウタケです。けっこう大きな個体でした。通常は頭蓋骨に格納されている脳みそのような均整のとれた形をしていますが、こちらは異常発達を遂げた宇宙人の脳みそみたいです。

このきのこ、じつは食べられるんですね〜。食べたことはありませんが、中身を覗くとはんぺんのような質感の組織で満たされています(発生して間もないものの場合)。これがまた心地よい触感の組織でして、何度も何度も指で押してしまいます。

あ〜 いつかは食べたいノウタケです。おや? もしかしたらオオノウタケかも…

この日訪れた雑木林には、異常にたくさんのノウタケ(オオノウタケ)が各所に発生していました。今年は当たり年なのかも?


●ノウタケ/Calvatia craniiformis
ホコリタケ科ノウタケ属

●オオノウタケ/Calvatia boninensis
ホコリタケ科ノウタケ属

(2010.10.3/茨城県石岡市・旧八郷町)

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2010年10月 9日 (土)

歌えや踊れや…きのこの宴会

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おーい、おーい、一緒に踊ろうよ〜

き、き、きのこの き〜note
きのこにゃ 学校も〜 試験も何にもない

(中略)

みんなで踊ろう きのこの きnote

何となく歌ってみました。キキキのきの子の歌です。
(注意! こんな歌、存在しません)


さて、何と言うきのこでしょ?

う〜ん、イヌセンボンタケかな。

(お〜っ、久しぶりに茨城のきのこレポートです)

(2010.10.3/茨城県石岡市・旧八郷町)

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2010年10月 7日 (木)

尾瀬ときのこと木道と

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今年の5月末から9月末までの約4か月、計9回も尾瀬に行きました。平均すると月に2回は訪れたことになります。「尾瀬と言えば自然の宝庫」みたいなイメージがあったので、さぞかしいろいろなきのこに出逢えることだろうと内心ワクワクしていました。ところが…

5月の下旬から8月の中旬にかけては、それほど多くの種類を見ることはありませんでした。その一因として、決められた道しか通れないということがあります。道をそれて山に分け入ったりできないので、広い範囲に目が届かないのが理由です。でも、それを差し引いても種類は少なかったと思います。よっぽど茨城県南の雑木林の方がきのこの種類が多いでしょう。また、尾瀬は冬の期間が長いうえ、平地に比べると年間を通じて気温が低いということも影響しているかもしれません(でも、夏は暑かった)。

きのこ発生の重要な条件としては、土や倒木、動物の糞といった基物になるものの存在のほか、湿度、温度があげられます。尾瀬は基物の存在と湿度という条件は満たすものの、温度がきのこ好みになっていないのかもしれません。


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話がそれますが、尾瀬を訪れた最初の頃にとても不思議だと思ったことがあります。それは木道にほとんどきのこが生えていないこと。きのこにとって最高の住処である木材(湿気も十分)が大量にあるのに、たま〜にサルノコシカケ科の小型のきのこを見るだけでした。これについては、材がカラマツであることが影響しているかもしれません。

カラマツはたいそう丈夫な木だそうで、あまり腐朽しないというか腐るスピードがとても遅い材だそうです。昔は線路の枕木に使われていたそうですから…その丈夫な材にコールタールをしみ込ませるのだから耐久性も抜群だったことでしょう。聞いた話によると、カラマツ林にはほかの樹木が進入しにくいそうです。カラマツは針葉樹のなかでは珍しい「落葉する針葉樹」です。針のような細かい葉を敷き詰めることで他の樹木の進入を阻んでいるのかもしれません。カラマツの葉は分解されにくいそうですから、土壌も特殊な状況になるようです。

ひょっとすると、カラマツは菌類を寄せ付けない天性の素質があるのかもしれません。化学的な分析をすれば、想像もしなかった抗菌物質が見つかるかもしれない…と密かに思っています。さらにカラマツ独自の不思議な菌類防御システム(あるいは特殊成分)が見つかるかも。

さ、くだらない妄想はこれくらいにしておいて、写真のきのこの話でもしましょう。なんと言うきのこなのかはわかりませんが、ヌメリスギタケモドキのように見えます。生えているのは生きたヤナギの木です。今まではコナラやクヌギの木に生えているものしか見たことがなかったので、ヤナギから発生していたのでちょっと驚きでした。

尾瀬(鳩待峠から尾瀬ケ原)も秋を迎えて、ようやくいろいろなきのこが顔を出し始めました。とくに目についたのは腹菌類のホコリタケの仲間です。茨城で見るものより色白だったのが気になりました。


(2010.9.29/群馬県片品村)

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