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2012年12月

2012年12月30日 (日)

ほかにもいたよ、寒さに強そうなきのこ

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前回の報告に続いてもう一種、寒さにめげずに生えていたきのこを紹介します。


毎度足を運んでいるきのこ観察フィールドの雑木林は、行政が管理している公園の一部なので定期的に下草刈りや伐採が行われています。なので、しばらく前に伐採された杉の木が各所に数本ずつ積み重ねられていました。

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そこに生えていたのが、白くて小さなきのこです。伐採された木の断面からは白い泡のように見えるものが出ていて、そこから発生しています。

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たぶん、シックイタケだろうと思います。あちこちにある伐採木から発生していました。見た感じだと発生からそれほど時間は経っていないように思えます。けっこう寒い時季でも元気に育つきのこらしいです。


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また、伐採されたばかりの杉の木から勢いよく発生しているところを見ると、針葉樹の分解をかなり得意としている種類と思われます。


●シックイタケ/Antrodiella gypsea
サルノコシカケ科ニカワオシロイタケ属

(撮影:2012.12.13/石岡市)

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2012年12月29日 (土)

期待に応える冬のきのこ

茨城県南部でも今年の12月はかなり寒いです。そんな寒い時季にきのこがバンバン生えているわけもなく、ひっそりとした雑木林をただ黙々と歩く羽目になることはわかっていたのですが…


どうにも出かけたくなってしまい、きのこ観察フィールドにしている雑木林に出かけました。


車を降りて歩き始めると、あまりの寒さに後悔しきり。「あ〜、来なけりゃよかった」なんて呟きながら先を進むと、きのこらしきものを発見!


「わぁ〜い、きのこだ!」


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伐採され、打捨てられた木にびっしりと並んでいらっしゃいます。


いつぞやお会いしたことがございますなぁ。な〜んて軽く挨拶を交わしながら撮影してみました。雨の後なので、湿っていて本来の色がわかりません。

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傘の裏をのぞき見てみると、のっぺりとした印象。


こりゃあチャウロコタケのような気がします。


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このきのこ、寒さに負けず発生するきのこのようです。さすがに乾燥した真冬はどうかわかりませんが、かなり寒さには強そうです。


●チャウロコタケ/Stereum ostrea
ウロコタケ科キウロコタケ属

(撮影:2012.12.13/石岡市)

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2012年12月18日 (火)

ニッキ臭のするきのこ

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ニッキの匂いというと古いでしょうか? シナモン臭のするきのこです。


そう言われても写真だけじゃ信じられないですよね。でも、確かにシナモンの香りがします。


この匂いは好き嫌いがあるので、いい匂いとは断言できませんが私は好きです。きのこからシナモンの匂いというのは意外性があっておもしろいと思います。


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半背着性のきのこですが、裏はどうなっているのかというと、細かい突起が並んでざらざらとした感触があります。


さて、このきのこはなぜシナモンの香りがするのでしょう。虫をおびき寄せる手段のひとつなのでしょうか。う〜ん、不思議です。


●ニセニクハリタケ/Steccherinum murashkinskyi
ニクハリタケ科ニクハリタケ属


(撮影:2012.11.4/土浦市)

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2012年12月17日 (月)

確かに、団扇に見えます

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パタパタと扇いだらいい風が来そうな感じがします。団扇に似ていて、てかてかと艶を帯びているような見映えなのでツヤウチワタケ。なるほど覚えやすいネーミングです。


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サルノコシカケ科(タコウキン科)の仲間なので、傘の裏は孔が目立つはず。ちょっと裏返してみると…すっごく細かい孔がびっしり。


生えているのは桜の枝のような感じです。材との接合部分にも注目です。まるで接着剤でビタッとくっつけたような印象。かなりしっかりと接合していて、ちょっとやそっとでは剥がれそうもありません。

●ツヤウチワタケ/Microporus vernicipes
サルノコシカケ科ツヤウチワタケ属

(撮影:2012.11.4/土浦市)

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2012年12月16日 (日)

あ〜か〜い〜 ちしお〜のチシオタケ

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倒木に群生しているチシオタケ。傷をつけると血のような赤い液を出すのでその名がついたのだと思います。


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とてもかわいらしいきのこです。柄は傘の色と同じような色をしています。柄の基部には毛のようなものが見られます。


傘の縁から赤い液が出ているのがわかりますか? ちょっとふれただけでも液を出すデリケートなきのこなんです。


●チシオタケ/Mycena haematopoda
キシメジ科クヌギタケ属

(撮影:2012.11.4/土浦市)

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2012年12月11日 (火)

緑青の深い海

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緑青(ろくしょう)といえば銅の錆。錆と呼ばれるとあまりよいイメージがありませんが、緑青の深い色はなんとも心惹かれるものがあります。


きのこにロクショウグサレキンという種があります。たぶん写真のきのこがそうだと思うのですが、とてもきれいな色をしています。地面に転がっている朽ち木に生えていたりすることが多いです。また、朽ち木をひっくり返したりすると地表に面していた部分の窪みなどに密集していることがあります。


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変わった色をしたきのこなので、とにかく印象に残ります。この仲間にはロクショウグサレキンモドキ、ヒメロクショウグサレキン(仮称)などがあるので、いずれの種かを断定するには注意が必要です。なかには色が抜けて白っぽくなっているものもあります。


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自分も厳密にはどれがどれなのかはわかりませんが、写真のきのこはロクショウグサレキンとしました(間違っているかもしれません。悪しからずご容赦下さい)。


●ロクショウグサレキン/Chlorociboria aeruginosa
ズキンタケ科ロクショウグサレキン属

(撮影:2012.12.9/土浦市)

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2012年12月10日 (月)

ハチノスタケとアミスギタケ

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両者は傘の裏がよく似ています。どちらも蜂の巣状の孔が空いていて、私などは区別がつきません。


素人なりの識別点としては、傘の中央が窪んでいればアミスギタケ。柄もしっかり伸びていてきのこらしいきのこといえます(柄は傘の中心から伸びています)。


一方のハチノスタケは柄があるのかないのかわからないものが多いです。柄があってもかなり図太いので、アミスギタケとの違いは明らかです。ちなみに、写真のきのこはハチノスタケです。


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茨城県南部だとアミスギタケに出会う確率の方がかなり大きいです。こちらは広葉樹に限らず針葉樹にもバンバン生えます。けっこうしたたかなきのことお見受けしました。


自分の場合、ハチノスタケに出会ったことは数回しかないので、今回は久しぶりのご対面となりました。


●ハチノスタケ/Polyporus alveolarius
サルノコシカケ科(タコウキン科)タマチョレイタケ属

(撮影:2012.12.9/土浦市)

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2012年12月 9日 (日)

木の上のミステリーサークル

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円盤の襲来のように見えるきのこたち。幾何学模様というには単純過ぎますが、樹皮上にできたミステリーサークルのようにも見えます。

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粗い毛が密集したオレンジのきのこ。発生から時間が経っているようで、こんな色をしていますが、図鑑の写真を見ると本来はもっと鮮やかな黄色〜淡い黄色をしたきのこのようです。


名前がキヒラタケというぐらいですから黄色い傘が特徴のきのこなのでしょう。地面に落ちた桜の枝に群生していました。


●キヒラタケ/Phyllotopsis nidulans
ヒラタケ科キヒラタケ属

(撮影:2012.12.9/土浦市)

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