3月のきのこ

2010年4月 6日 (火)

茨城にはきのこ同好会がない?

以前からきのこのことをもっと詳しく知りたいと思っていました。それにはきのこ同好会や愛好会に参加するのが一番の近道。しかし、ネットで検索してもそれらしい集まりはありません。茨城ってきのこに興味のある人が少ないのでしょうか? 茨城にはきのこやコケ、粘菌の写真で有名な伊沢正名さんという方がいらっしゃるのに…。きのこの図鑑(コケや粘菌も)と言えばほとんど伊沢さんの写真が使われています。そんなきのこ写真の大家がいらっしゃるにもかかわらず、きのこ熱は茨城県民の間に伝播していないようです。

余談ですが…
そもそも茨城県人はものすご〜く“宣伝”が下手です。観光資源や自慢できる郷土文化、人物が存在してもなかなかメジャーにすることができません。唯一知られているのが水戸のご老公様くらいではないでしょうか。最近は筑波山や袋田の滝、偕楽園も知られてきていますが、まだまだメジャー級とは言えないでしょう(偕楽園は日本三名園の一つなのでそれなりに知られているかも)。

なんとかなりませんかね、茨城県。有名になることがすべて善とは言いません。でも、誇りを持って「茨城はいいぞ! すごいぞ!」と言える県にしたいものです。

ものすごい脱線をしました。もとのきのこ同好会の話に戻します。

先日、知り合いから「土浦できのこの調査みたいなものを毎月やっているよ」という話を聞きました。さっそく連絡を取り、会の活動に参加させてもらうことにしました。その調査が4日の日曜にありましたので、そのとき見つけたきのこを次回から報告したいと思います。
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この調査にはサルノコシカケ科を研究されている著名な博士が関わっています(残念ながら学会の集まりで当日はお見えになりませんでした)。

そんなこともあり、3月12日の記事で報告した不明のきのこ(記事はこちら)の名前を関係者経由でお尋ねしてみました。すると、すぐさまメールで回答がありミイロアミタケであることが判明。研究者の方はとても忙しいので、回答は数週間後だと思っていたのに即座の返信。恐縮するやら驚くやら…この場を借りてお礼を申し上げます。


●ミイロアミタケ/Daedaleopsis purpurea
サルノコシカケ科チャミダレアミタケ属

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2010年4月 1日 (木)

黒の漆塗り椀だね

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ハイキングコースの途上、土の上にへんなきのこが出ていました。たぶんクロチャワンタケだと思います。ピントが甘いと言うか、手ブレしていると言うか…不鮮明な写真で恐縮です。

図鑑によれば、早春に針葉樹林内の落葉層から生えるきのこだそうです。確かにハイキングコースには針葉樹がたくさんありました。


撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村

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2010年3月31日 (水)

これってエノキタケ?

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おいしそうなきのこですが…これはエノキタケなのでしょうか?

発生からはだいぶ時間が経っている様子。傘にはぬめりがあります。乾いているのでヌルヌルという感じではありませんが、指でさわるとあきらかに粘性があるのがわかります。


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傘の裏です。ひだはめちゃくちゃ密ではなく、いわゆる普通という感じでしょうか。


(撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村)

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2010年3月30日 (火)

不明のきのこ

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一本だけポツンと出ていたきのこです。場所は崖の斜面に近いところで、シダがたくさん生えている湿り気の多い環境でした。


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傘の裏です。ひだも柄も明るい茶褐色です。アシナガイタチタケを疑いましたが、柄のようすが違います。

(撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村)

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2010年3月23日 (火)

このきのこ、水疱瘡です

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倒木に怪しい物体が付着しています。それは黒く干からびたようなものです。たぶんきのこだろうと思い近づいてみると…


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きのことは思えないような姿ですが、キクラゲの仲間のきのこに違いありません。きっとヒメキクラゲの乾燥したものだと思います。表面には小さなツブツブがあります。このザラザラした感じが、水疱瘡のようでちょっと不気味です。


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なかには多少水分を含んだものもありました。こちらは発生したばかりの幼菌なのでしょうか? ちょっと透明感があります。


(撮影:2010.3.18/吾国山)

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2010年3月21日 (日)

サルノコシカケ科? マンネンタケ科?

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伐採された木の株から生えています。木の種類はイヌシデかアカシデのような雰囲気です。


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見るからにサルノコシカケ科(タコウキン科)、あるいはマンネンタケ科のきのこです。発生からだいぶ時間が経っている模様。傘の表面は色褪せています。


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図鑑で調べればすぐにわかると思っていたのですが、そうはいきませんでした。


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傘の裏です。管孔はかなり微細。いったい何という名のきのこでしょう?


(撮影:2010.3.18/吾国山)

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2010年3月19日 (金)

陸に上がったアメフラシ

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アメフラシという海の生きものがいます。ナメクジを大きくしたような奇妙な生きもので、色や形にたくさんの種類があります。なかには角みたいのが生えているもの、体にトゲのように見える突起があるものもいたような気がします。

さて、こんな話をしておいてなんですが、残念ながら写真はアメフラシではありません。でも、こんな紫色のアメフラシっていませんでしたか?


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こちらはカミウロコタケ(Lopharia crassa)というきのこのようです。腐っている木にピッタリくっついて生えていました。最初の写真のすぐ近くに生えていたものですが、こちらの方が新しそうな雰囲気です。色が珍しい上に、あまり見ない(気づかない)きのこを撮れたのでちょっとうれしいです。


(撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村)

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2010年3月16日 (火)

木に咲く黒いバラ

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木に咲くというより、木に寄生したバラでしょうか。

もちろん、おわかりの通りバラではなくきのこ、キクラゲ(ハナビラニカワタケっぽい)です。水分のあるときはもっと厚みがあって透明感を持っていますが、乾燥するとご覧のようになります。

(3月17日追記/密集して生えているのでキクラゲではなさそうです。たぶんハナビラニカワタケだと思います。乾燥すると暗色化して小さく縮むと図鑑に書いてありました。)

(3月21日追記/図鑑をよく見てみたら、クロハナビラニカワタケのような気がしてきました)


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冒頭に寄生と書きましたが、そんな言い方はきのこに失礼かもしれませんね。木のなかにはセルロースやリグニンといった非常に分解しにくい物質が大量に含まれているそうです。それを分解してくれるのがきのこを作る菌類。もし、きのこがなかったら、地球上は寿命の尽きた樹木で埋め尽くされてしまうことでしょう(燃やしてしまえばいいと意見もありますが…)。ときには樹木を枯らしてしまう悪さもしますが、枯れた樹木を分解する役割を担っているきのこ。まさにリサイクルの要です。たまにはきのこに感謝の気持ちを表してもバチは当たらないでしょう。食べておいしいきのこもいっぱいありますし…きのこに感謝、感謝です。

(撮影:2010.3.12/加波山)

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2010年3月15日 (月)

謎のタコウキン科

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先日、石岡市(旧八郷町)と桜川市(旧真壁町)にまたがる標高709メートルの加波山に登ってきました。その途中で見つけたのがこのきのこです。見るからにタコウキン科(サルノコシカケ科)、ひょっとするとマンネンタケ科のきのこ。傘の表面には数色の環紋と溝があります。加えて、傘の上部の方にイボのようなでこぼこがあるのが大きな特徴です。


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山と渓谷社の図鑑『フィールドブックス・きのこ』『カラー名鑑・日本のきのこ』で調べてみました。結果は何と言うきのこかわかりませんでした。ミイロアミタケではなさそうですし、ツリガネタケ(大型)でもなさそう。別の図鑑(保育社『原色日本新菌類図鑑2』の図版を見て、もしかするとコブサルノコシカケモドキに近い仲間かと思ったのですが、ネットで検索しても写真が出てこないので確認できませんでした。発生からだいぶ時間が経っている様子なので、色などは本来のものを失っている可能性が高そうです。


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傘の裏はご覧の通り。濃い茶褐色で管孔は微細というほどではありません。特徴がはっきりしているにもかかわらず判断しきれないのはとても残念。もしかすると図鑑の写真には載っていない種類なのかも(あるいは図鑑に載っているのに見つけられない私の目が節穴なのかも)。


(撮影:2010.3.12/加波山)


4月6日追記
サルノコシカケ科を研究されている方に見ていただいたところ、ミイロアミタケであることがわかりました。同定していただいたH氏にはこの場を借りてお礼申し上げます。

(う〜ん、やっぱり私の目は節穴でした)

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2010年3月11日 (木)

雨後のタマキクラゲ

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昨日、雑木林を歩いてきました。寒いせいか、きのこの発生はまだのようです。ただし、前日の雨の影響かタマキクラゲは各所に落ちている枯れ枝に発生していました。このゼラチン状のきのこ、プルプルしてて触ると気持ちいいです。ただし、人によっては「気持ち悪い」と感じるかもしれません。食べられるきのこのようなので、今年は試食を決行したいと密かに思っています。

しかし、タマキクラゲは寒くても前日に雨が降ると出るもんなんですね〜。もしかしたら真冬でも出ていたりして…。真冬の雑木林、しかも雨の次の日に歩くことなんてなかったので本当のところはどうかわかりません。こりゃ、真冬の雨の後に歩いてみる必要があるかも。


(撮影:2010.3.10/石岡市)

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