灰色のきのこ

2012年2月27日 (月)

カワラタケ誕生

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山歩きをしていて、カワラタケほどよく見るキノコはないでしょう。コイツときたら、広葉樹だろうが針葉樹だろうがおかまいなしに生えまくります(どちらかというと広葉樹の方が好きなようです)。


とにかく手当り次第に木材の分解に取りかかるという精力的なキノコ。木材腐朽菌としてはナンバーワンかもしれない…と思えるほどです。


そんなパワフルきのこが発生する過程を目にしました。


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このきのこはタコウキン科に分類されているので、傘の裏に管孔がたくさんあります。管孔(管状の穴)が多数あるということでタコウキン(多孔菌)と言われているのだと思います。


またサルノコシカケの仲間でもあります。サルノコシカケは、背着性と言って、一部が木材などに密着して半円状や団扇状の傘を形成しているものが多いです。


すでに半円状になっているものは明らかにキノコだと認識できます。


ところが、黒い樹皮の上に斑点のように白くなっている物体があります。これが、カワラタケの幼菌というか発生したてのものらしいです。


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毛のなかから何やらくちばしのようなものが伸びてきてカワラタケになるようです。まるでヒヨコとかアヒルの赤ちゃんのようです。


カワラタケの違った一面を垣間見て、なんだかちょっと得した気分になれました。

(撮影:2012.2.26/土浦市・旧新治村)

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2010年10月24日 (日)

齧られて 絵になるきのこ ホコリタケ

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誰でしょうねぇ〜 齧ったの?

ナメクジでしょうか。いやいや、この食べっぷりは違うような気がします。単独犯でしょうか、複数犯でしょうか?

掘り下げるように食べた跡もありますし、ガブリと齧った形跡も見受けられます。昆虫類かもしれません。あるいはネズミとかも考えられそうです…

このような絵を見ると、ホコリタケがすごくおいしそうに感じられます。まるでお菓子か何かのような雰囲気です。「外はカリカリ、中はもっちり」みたいな…

そうだ、これはまさしく“森のたこ焼き”ではありませんか! あぁ、急にたこ焼きが食べたくなりました。


●ホコリタケ/Lycoperdon perlatum
ホコリタケ科ホコリタケ属

(2010.10.3/茨城県石岡市・旧八郷町)

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2010年10月 9日 (土)

歌えや踊れや…きのこの宴会

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おーい、おーい、一緒に踊ろうよ〜

き、き、きのこの き〜note
きのこにゃ 学校も〜 試験も何にもない

(中略)

みんなで踊ろう きのこの きnote

何となく歌ってみました。キキキのきの子の歌です。
(注意! こんな歌、存在しません)


さて、何と言うきのこでしょ?

う〜ん、イヌセンボンタケかな。

(お〜っ、久しぶりに茨城のきのこレポートです)

(2010.10.3/茨城県石岡市・旧八郷町)

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2010年8月 6日 (金)

半透明の灰色きのこ

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お茶碗みたいなきのこです。洒落た言い方をするとワイングラスのようなきのこでしょうか。グラスの外側と柄には毛が生えています。

色は灰色。半透明と言っては言い過ぎかもしれませんが、かなり透過性があります。ナガエノチャワンタケのような気がします。チャワンタケの名がついていますがノボリリュウタケの仲間のようです。ふ〜ん、そうなんだ。確かに、お椀の部分は丸いですけど、ふにゃふにゃと形が崩れたらノボリリュウタケの仲間とそっくりかも。


●ナガエノチャワンタケ/Helvella macropus
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属

(2010.7.2/福島県矢祭町)

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2010年6月 3日 (木)

えんぴつきのこ

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先月、変わったきのこを見つけました。傘はありません。カリカリの棒みたいなきのこです。先端が色変わりしていて、鉛筆のようです。

なんの仲間なのか、さっぱり見当がつかないので専門の方にお尋ねしてみました。


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すると、クロサイワイタケ科のきのこであることが判明。しかし種名までは確定できませんでした。やはり写真だけだと限界があるようです。

クロサイワイタケ科と言われれば、以前報告したきのこにマメザヤタケがあります。思い出してみれば、マメザヤタケが古くなって乾燥すると黒いしわしわの棒になります。最初の写真でも、時間のたったきのこが同じように黒いしわしわになっています。たまたまかもしれませんが、両者はとてもよく似ています。


撮影:2010.5.15/石岡市

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2009年8月27日 (木)

灰をかぶったようなきのこ

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鼠色と言うのでしょうか、灰色と言うのでしょうか、地味な色のきのこです。


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タバコの箱と比べてみると、かなり大型のきのこであるのがおわかりいただけると思います。


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まだ開ききっていない傘の裏はご覧の通りです。


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こちらは別の場所に生えていたもの。たぶん同種だと思います。


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傘を開くと、ひだはこのようになるようです。コナカブリテングタケかと思いましたが、図鑑の写真を見たらハイカグラテングタケのような気がしました。


●ハイカグラテングタケ/Amanita sinensis
テングタケ科テングタケ属

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.8.22/笠間市・旧友部町)

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2009年7月 5日 (日)

粉のような、毛のような

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ヒメコナカブリツルタケでしょうか?

仲よく並んで出ています。この日はやけにこのきのこが出ていました。


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傘の裏です。真っ白で、ひだは密とは言えそうもないです。図鑑には「やや疎」と書いてありました。


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こちらは地面から出てきたばかりの幼菌。傘の表面にあるのは粉というより細かい毛にも見えます。このきのこは地面から生えるきのこで、木には生えないようです。

●ヒメコナカブリツルタケ/Amanita farinose
テングタケ科テングタケ属

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』、保育社『原色日本新菌類図鑑 下』
(撮影:2009.6.16/石岡市)

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2009年6月29日 (月)

枯れた小枝のようなきのこ

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え〜っ、こんなきのこあるの? と言いたくなるきのこです。さわってみると本当に枯れ枝のよう。軽く爪で弾くと胞子のような白い粉を出します。そのようすを見て、ようやく納得できました。

このきのこが生えていたのは、前回紹介したノボリリュウタケ科のきのこが生えていたすぐそばです。

図鑑で調べたところ、キブリイボタケが一番似ていました。たぶんキブリイボタケだろうと思います。


●キブリイボタケ/Thelephora multipartita
イボタケ科

撮影:2009.6.16/石岡市
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』

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2009年6月24日 (水)

きのこの行列

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ものすごい数のきのこです。行列をなして歩いているような感じがします。これはたぶん、イヌセンボンタケでしょう。無造作にさわるとすぐに形が崩れてしまう、とても弱々しいきのこです。


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傘の裏のひだです。折り紙でつくった傘のようですね〜


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伐採された木が積み重ねられた場所に生えていました。陽の当たらない影の部分がお好みのようです。

これが食べられるきのこだったらいいのに…


●イヌセンボンタケ/Coprinus disseminatus
ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属

撮影:2009.6.9/石岡市
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』

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2008年12月30日 (火)

がさがさのかさ

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傘の表面が毛羽立っています。何と言うきのこでしょう?


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傘の裏にはひだを隠すように膜があります。たぶん、このひだがはがれると“つば”になるのでしょう。あるいはきれいに取れてしまうのかも…


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図鑑で調べてみましたが、見つけられませんでした。そう言えば、ムジナタケも生えたばかりのときにはこのような膜が張り付いていました。でも、写真のきのこはムジナタケではなさそうですし…。珍しいきのこではないと思いますが、名前がわからないと気になります。


撮影:2008.9.2/石岡市
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』


*2009年1月17日追記
きのさんよりコメントをいただき、ナカグロモリノカサであることがわかりました。きのさん、ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

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