紫のきのこ

2010年11月 4日 (木)

小さな宝石、ウラムラサキ

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見落としてしまいそうな小さなきのこです。乾いていると傘や柄の表面に白い繊維状の模様が出て、魅力的な紫色の姿を覆い隠してしまいます。これぞきのこ! というような均整のとれた姿ではありませんけど、これはこれで愛らしい形だと思います。


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名前はウラムラサキ。裏が意味するのは傘の裏のことでしょうか? ひっくり返してみると、ふむふむ…確かに紫色をしています。湿っているとやや深みのある紫、乾いていると淡い紫。

同じような色をしたきのこにムラサキシメジやコムラサキシメジがありますけど、彼らとはちょっと違う色のように感じます。光を完全に反射するのではなく、ほんの少し吸収しているような印象。半透明まではいきませんが、四半透明くらいの光の透過率があるように感じるのは錯覚でしょうか。

学名はラッカリア アメティステア(アメシステア?)と読むのでしょうか?

ラッカリアとはキツネタケ属の名称のようです。種名の方は紫の鉱物であるアメジストのことかもしれませんね〜

学名を知る前から、このきのこは宝石みたいだなぁ〜と思っていました。みんな感じることは同じなのかもしれません。


●ウラムラサキ/Laccaria amethystea
キシメジ科キツネタケ属


(2010.10.3/石岡市/旧八郷町)

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2010年3月19日 (金)

陸に上がったアメフラシ

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アメフラシという海の生きものがいます。ナメクジを大きくしたような奇妙な生きもので、色や形にたくさんの種類があります。なかには角みたいのが生えているもの、体にトゲのように見える突起があるものもいたような気がします。

さて、こんな話をしておいてなんですが、残念ながら写真はアメフラシではありません。でも、こんな紫色のアメフラシっていませんでしたか?


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こちらはカミウロコタケ(Lopharia crassa)というきのこのようです。腐っている木にピッタリくっついて生えていました。最初の写真のすぐ近くに生えていたものですが、こちらの方が新しそうな雰囲気です。色が珍しい上に、あまり見ない(気づかない)きのこを撮れたのでちょっとうれしいです。


(撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村)

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2009年11月23日 (月)

歯ごたえいいぞ! ムラサキシメジ

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先週、きのこ観察のフィールドにしている雑木林でムラサキシメジが発生しているのを確認。そのときは写真だけ撮って帰ってきたのですが、今ごろになってむらむらと食欲がわいてきました。

で、さっそく採ってきたのがご覧のムラサキシメジ。親友のO君(きのこ試食隊のメンバー)と食べるだけなので、収穫はほんの5〜6本にしておきました。前回、ウスヒラタケをつけ汁うどんでいただいたので、今回はスパゲティにしようと決まっていました。


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ムラサキシメジのスパゲティです!

ネットでムラサキシメジの料理を検索してみたら、「おいしい」という人と「埃臭い」あるいは「カビ臭い、土臭い」という人が半々で、評価が分かれていました。ほとんどのサイトが炒め物をすすめていたので、スパゲティという結論になりました。本当は味噌汁も味わってみたかったのですが、埃臭いという言葉が気になって断念しました。

さて、スパゲティの具になったムラサキシメジはというと…けっこうイケます。香りや味という点では特に何も感じませんでしたが、コリコリとした歯ごたえが気に入りました。次回は、埃臭い味噌汁にも挑戦してみようという気になってきました。


●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.21/石岡市)

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2009年11月15日 (日)

白い巨塔

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本当は白くありません。傘の部分はほんのり紫色です。きっとムラサキシメジだと思います。


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柄の下の方からは小さなきのこが二本出ています。地面から出ているのかと思ったら、落葉の層に菌糸を張り巡らせて伸びているような感じでした。


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手に載せた写真からも大きさがわかると思いますが、巨塔というほどのものではありませんね。いかにもきのこらしい形をしていて、見ているだけで笑いが出てしまいます(別に頭がおかしくなったわけではありません)。


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このようにいくつも顔をのぞかせていると、なんだか楽しくなってしまいます。きのこを見ているだけでワクワクする自分。やっぱ頭がおかしいのかもしれません。


●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)


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2009年7月 3日 (金)

悩ましいベニタケ科

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さ〜、何というきのこでしょう? ベニタケ科のきのこだとは思いますが、いつになっても見分けることができません。


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比較的大きな傘を持つきのこでした。


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ひだは密と言っていいのではないでしょうか。とりあえず、カワリハツということにします。間違っていたらすみません。


(撮影:2009.6.16/石岡市)

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2009年3月22日 (日)

小さな紫

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名前はウラムラサキ。これは覚えやすいです。紫色のきのこはそう多くはないので、一度見たら忘れないかもしれません。おまけに小型でかわいいところも印象的です。ちなみに傘の大きさは5〜6ミリ、高さは20ミリ以上ありました。


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時間が経つと柄の色は褪せてしまうようですが、傘の裏(ひだ)はそのままの色を残すそうです。そういった理由もあってウラムラサキ(裏紫)と呼ばれるのかもしれません。


●ウラムラサキ/Laccaria amethystea
キシメジ科キツネタケ属

撮影:2008.9.3/石岡市
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』、保育社『原色日本新菌類図鑑1』

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2008年12月22日 (月)

こんにちは、きのこです

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ムラサキヤマドリタケがいっぱいです。


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網タイツをはいています。

撮影は9月のこと。一面に生えていたので、小さいもの以外はぜ〜んぶいただきました。もちろん調理して食べました。


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きのこの大砲です。木の根元からにょっきり! ちょっと微妙な場所から顔をのぞかせています。


●ムラサキヤマドリタケ/Boletus violaceofuscus
イグチ科

撮影:2008.9.2/石岡市
参考文献:山と渓谷社『カラー名鑑 日本のきのこ』

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2008年12月14日 (日)

紫の釘

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いいえ、釘ではありません。これでも立派なきのこです。それにしても、全体が紫色のきれいなきのこです。図鑑で調べてみたら、ウラムラサキというきのこのようでした。食べられるようですが、小さいので相当集めなければ味わうことはできなそうです。


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傘の裏です。透明感のある紫が印象的です。ひだはかなりまばらです。


●ウラムラサキ/Laccaria amethstea

(撮影:2008.9.2/石岡市)
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』

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2008年11月14日 (金)

カメレオンきのこ

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さ〜て、どこにきのこがあるかおわかりでしょうか? 写真はムラサキヤマドリタケです。紫とは言いますが、どちらかというと黒ですね、こりゃぁ。


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きのこの子どもたちが追いかけっこをして遊んでいます。

きゃぁ〜 まて〜

に〜げろ〜


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なかには、こんなおどろおどろしいのもあります。これ、ちょっと不気味ですね。とても食べられるきのことは思えません。よく行く森には、ある時季になるとこのきのこがたくさん生えます。


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この森には遊歩道が整備されています。なので、ウォーキングや散策を楽しんでいる人が多いのですが、このきのこを採集している人の姿は一度も見たことがありません。きっと、みんな食べられるとは思っていないのでしょう。


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だ〜か〜ら、採り放題! じつはこのあとも採集を続け、結果として写真に写っている二倍以上のムラサキヤマドリタケを採りました。もちろん、ちゃ〜んといただきました。その件については、過去のブログで報告しています。


●ムラサキヤマドリタケ/Boletus violaceofuscus
イグチ科

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』
(2008.8.31/石岡市)

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2008年9月 1日 (月)

紫のきのこは、天使か悪魔か?

昨日、初めて山採りきのこを食べました。同定能力に自信がなかったので、今までは“撮る”だけにしていたのですが、“採る”方にも挑戦してみました。


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ムラサキヤマドリタケです。いつも出かけている公園にたくさん出ていました。ここはスギやヒノキの植栽林がまとまってあるほか、コナラやサクラなどが混じる雑木林があります。この雑木林の一部はキャンプ場になっています。ムラサキヤマドリタケを見つけたのはやや日当たりがいい場所。落葉層はそれほど厚くありません。ちょっとかき分ければ下の地面が見えてしまうような環境です。このエリアでは、シロハツモドキや赤いベニタケ科のきのこが生えているのをよく目にしていました。


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ここではムラサキヤマドリタケも何度か目にしていました。いつもは一本だけ単独で生えていることが多いのに、この日は群生に近い状態でまとまって生えていました。フェアリーリング(でしたっけ?)のように輪生するのではなく、所々にまとまって生えている印象でした。この群生のようなものがあったのは、およそ半径4メートルくらいの範囲です。樹木が生い茂る日陰部分には一本も出ていませんでした。


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成果はご覧の通り。このあとも採集したので、倍ぐらいの量になりました。調理方法がよくわからないので、とりあえず野菜とベーコンを一緒に入れてバター炒めに、小さいものは味噌汁としていただきました。

きのこに詳しくない人にとっては、この姿はかなり怪しげなものだと思います。両親はそれを見るなり「食べるな!」と言います。おまけに「孫たちには絶対食べさせるな」と釘を刺されました。まぁ、私が毒きのこを食べて死ぬのは自業自得だけど、何も知らない孫たちにもしものことがあっては不憫だということでしょう。

さて、お味の方ですが…
かなりぬめりがあるのですが、歯ごたえは上々。特に柄の部分の感触にはたまらないものがありました。きのこ自体に味はないような気がします。香りは感じませんでした。「もしかしたら毒きのこかも?」なんて、恐る恐る食べていたので、味わうという心の余裕がなかったかもしれません。おまけに、家内は私が食べるようすをチラチラ横目で伺っていたのも気になりました。家内は箸からきのこだけを上手に落とし、野菜とベーコンだけ食べています。きのこを落とす動作がいかにも自然だったのが、返ってわざとらしく感じます。おかげで「私が死んでも、家内は助かる。子どもたちの世話は見てくれるだろう。思い切って喰ってやれ!」と開き直りました。というわけで、大量のムラサキヤマドリタケはすべて私の胃袋に収まったのです。


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こんな話をすると、きのこ好きの人は「何言ってんだ。大丈夫だよ」と笑うかもしれません。でも、初めて山で採ってきたきのこを口にする初心者としては、上に述べたことは嘘偽りのない正直な感想です。


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本来なら数日前に同じ雑木林で見つけたきのこを食べるつもりでした。じつは、数日前のブログで“きのさん”よりコメントをいただき、ウスヒラタケであることがわかったので、決心したのであります。

ところが、ここ数日の雨のせいで、お目当てのウスヒラタケはご覧の通り。食べられそうにありませんでした。このような経緯があって、人生初となる山採りきのこの試食はムラサキヤマドリタケとなったのです。このきのこは永遠に忘れないでしょう。

余談というか、チョー蛇足ですが…
ムラサキヤマドリタケを食べた翌日、予想していた通りの出来事が起こりました。それは快調を通り越して、絶好調とも言えるお通じの良さです。

あの独特のぬめりが、モロヘイヤという野菜を食べたときと同じ感触だったので、当然モロヘイヤと同じ結果になるのではと思いましたが、まさにその通りでした。

さらに驚くことに、お通じのあとの匂いがいつもと違うのです。いい香りとは言いませんが、明らかに不快指数はグンと下がっています。これはどういうことなのでしょう? ぬめりがあり、繊維質も多いので、お通じがよくなる理由は何となくわかりますが、匂いについては説明がつきません。これもきのこの不思議な力なのでしょうか? 

余計なお世話かもしれませんが…お通じで困っている方々にはムラサキヤマドリタケはいいかもしれませんね。


●ムラサキヤマドリタケ/Boletus violaceofuscus
イグチ科

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』
(2008.8.31/石岡市)

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