赤茶色のきのこ

2012年12月16日 (日)

あ〜か〜い〜 ちしお〜のチシオタケ

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倒木に群生しているチシオタケ。傷をつけると血のような赤い液を出すのでその名がついたのだと思います。


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とてもかわいらしいきのこです。柄は傘の色と同じような色をしています。柄の基部には毛のようなものが見られます。


傘の縁から赤い液が出ているのがわかりますか? ちょっとふれただけでも液を出すデリケートなきのこなんです。


●チシオタケ/Mycena haematopoda
キシメジ科クヌギタケ属

(撮影:2012.11.4/土浦市)

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2010年11月 5日 (金)

妖艶なる姿態

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なんて艶かしいきのこなんでしょう。目にした瞬間、くすんだ赤い色がとても印象的でした。背丈が低いわりには大きく傘を広げています。傘の表面に塗られた色には派手さはありません。やけに沈んだ小豆色が妙に懐かしさを感じさせます。

熟れた桃の表面にも似た質感の傘を持つ上、まとまって生えていると存在感はかなり強烈なものになります。

裏返してみると、ひだは薄い黄色。よくよく見てみれば、傘の組織も下地は黄色のようです。不思議な配色をしたきのこですね〜


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たぶんサマツモドキというきのこではないでしょうか。図鑑で見たとき、読み間違えてサツマモドキと勘違いしました。「なるほど、サツマイモの色に似ているからか〜」などと早とちりしたわけです。でも、サツマではなくサマツであることにすぐ気づきました。

ところで、サマツとは何なんでしょ? モドキと言うからにはサマツというきのこがあるのでしょう。たぶんサマツとは、あるきのこの地方名なのかもしれません。

ネットで検索してみたら、オオツガタケ、モミタケ、ツガタケなどが、それぞれサマツという地方名を持っているようです。なかにはバカマツタケをサマツと呼ぶ地方もあるとか。

語源としては「早松」という説もあるようですね。これは早い時季に出るマツタケ(というか、マツタケに似たきのこという意味かもしれません)を指しているようです。早い時季っていつなんだろ? 通常、多くのきのこが秋に出るところですが、お盆前くらいに出るということかもしれません。

形や色的にはオオツガタケが似ているような気がしないでもないですが、バカマツタケ(それにしてもすごいネーミングだ!)も似ている気がします。語源の意味合いを含めるとバカマツタケに軍配が挙がりそうですけど、ネット上ではオオツガタケの別名とする記事が多く見受けられました。


●サマツモドキ/Tricholomopsis rutilans
キシメジ科サマツモドキ属


(2010.10.13/石岡市)

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2010年7月 7日 (水)

やっぱりきのこは不思議だらけ

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梅雨時になると、突如としてこんなものが出現するわけです。よく考えてみればとてもおかしなことです。

きのこは梅雨時に出ると聞かされているので、「ああ、やっぱり出ているね」なんて口にしますけど、何の前情報もなかったら不思議で不思議で仕方がないことでしょう。


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菌類レベルのスケール観で雑木林を見たら、きっと宇宙ぐらいの広大さになるのではないでしょうか。土壌と言う名の宇宙。そこに生まれては消え、消えては生まれるきのこたち。土のなかも宇宙と同様にロマンに満ちているような気がします。

さて、先日のことです。筑波実験植物園(今はつくば植物園?)で「菌懇会」という団体がきのこ観察会を開催しました。そこにお邪魔させていただき、みなさんの後をついて園内を回りました。そのとき見つけたのが写真のきのこです。


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イグチ科のきのこであることは見ればわかるのですが、さすがに名前まではわかりません。

会員の方達に名前を尋ねると、すぐに答がかえってきます。名前はアメリカウラベニイロガワリと言うそうです。


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指でさわったところが、みるみる黒く変色していきます。傘の裏は名前通り紅色です。いや〜、専門家の人たちの話を聞くといろいろ勉強になります。でも、すぐ忘れてしまうというのがいけません。メモをとらなくちゃ、メモを。

図鑑を見てみたら食べられるきのこのようです。味の評価もいいようです。めちゃくちゃいっぱいあったので、持ち帰って食べればよかったかなぁ…なんて考えましたが、植物園内は採集禁止、持ち帰り厳禁でした。残念。


●アメリカウラベニイロガワリ/Boletus subvelutipes
イグチ科イグチ属

(2010.6.27/つくば市)

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2010年4月 2日 (金)

きのこ見参! じゃなくて剣山

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むむっ、なんかへんなきのこがあるなー。


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おお〜、針の生えたきのこです。まるで生け花に使う剣山のようです。でも、上を向いて立っていないので花がさせませんね。

ウロコタケとかコウヤクタケの仲間ではないかと想像しました。図鑑を見てみると、サガリハリタケが似ている感じです。自信がないので、暫定的にサガリハリタケということにしておきます。


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直径10〜20ミリくらいの丸い形で、枯木の各所から発生していました。

図鑑には「広葉樹の枯木にきわめて普通に生え、材の白腐れをおこす」とあります。いわゆる白色腐朽菌というヤツでしょうか。ほかにも、シイタケのほだ木の害菌の一種と書いてありました。ごくありふれたきのこのようですね。


撮影:2010.4.1/難台山(石岡市・旧八郷町)

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2009年9月 6日 (日)

赤茶系の環紋が彩るきのこ

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発生から時間が経過しているようです。水分を含んでしっとりとした色になっています。同系色でまとめられた美しい輪に目がとまりました。たぶん、乾いていたら印象が違うと思います。

生えていたのは、折れて幹からぶら下がっていたサクラの枝です。調べてみたら、チャカイガラタケでした。


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傘の裏はご覧の通りです。ひだの一つひとつがノコギリの歯のようになっていました。この形状も特徴のようです。


●チャカイガラタケ/Daedaleopsis tricolor
タコウキン科(サルノコシカケ科)チャミダレアミタケ属

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.9.1/桜川市・旧真壁町)

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2009年7月19日 (日)

「粉吹き」の名前は伊達じゃない

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コフキサルノコシカケがものすごい粉を吹いていました。まるで錆のようです。金属ではないので錆が出るはずはないのですが、倒木が錆びているようです。


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こちらは6月中旬のときのようすです。サルノコシカケ科のきのこのなかには何年もかけて成長するものがあると聞きます。まさにそのことを証明するようなきのこです。


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こちらはその近くに立っていた弱ったクヌギ(コナラ?)に生えていたものです。こちらも成長しています。下に1か月前(6月14日撮影)の写真があるので見比べてみてください。


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こちらもコフキサルノコシカケでしょうか?


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』
(撮影:2009.7.12/小美玉市・旧小川町)

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2009年7月 7日 (火)

キクラゲ三種

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6月に撮ったきのこが紹介しきれずにたくさん残っています。まだまだ続きますよ〜

まずはキクラゲ。食べられるのは知っているのですが、なかなか試食にはいたりません。近いうちに食べてみようと思います。


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こちらはシロキクラゲ。これも食べられるそうです。特別な味はないそうです。どちらかというと歯ごたえを楽しむきのこなのだと思います。


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こちらもキクラゲ科のきのこだと思います。ニカワタケという名前のつくきのことよく似ています。図鑑に同じようなきのこが載っていなかったので不明種とします。


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.6.16/石岡市)

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2009年6月21日 (日)

緑じゃないけどミドリスギタケ?

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スギ材の木枠から出ていたきのこです。ミドリスギタケのような気がします。何色と言うべきなのか迷うところです。赤ではないし、オレンジでもない、茶色とも言い難いのですが、赤さび色ってこんな色?


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傘の裏です。ひだはやや黄色味を帯びています。柄の上部にはつばがあります。


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こちらは伐採されたサクラの木に生えていたものです。針葉樹だけでなく、広葉樹にも生えるみたいです。かなり古い菌のようで、もうボロボロです。


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ひだの色も傘と同じになっています。


●ミドリスギタケ/Gymnopilus aeruginosus
フウセンタケ科チャツムタケ属

撮影:2009.6.9/石岡市
参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』

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