きのこ試食

2010年4月20日 (火)

天然きのこはトビムシたちの砦

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この絶対的な存在感は! うわ〜っ、野生のシイタケです。よくシイタケのほだ木が雑木林に並べてありますが、これは違います。自然に朽ちたコナラの木です。ただし、発生の元となった菌は、栽培用のほだ木に出たシイタケから飛んできたものかもしれません。

図鑑か本かネットか忘れましたが、シイタケは天然(自然発生)ではあまり出ない、あまり育たない…ということが書かれていたのを思い出しました。シイタケ菌はあまり強い菌ではないようで、ほかの菌に負けてしまうことが多いそうです。そんな情報が頭に入っていたので、今回の巨大天然シイタケを見つけたときには衝撃を感じました。


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「こりゃ、今晩のおかずだ!」と小躍りしながら写真をパチパチ。どこから眺めてもご立派、壮観。「いいネ〜、いいネ〜、素敵だよ」。

このときふと気づきました。グラビアアイドルを撮影するカメラマンってこんな気分なのか…と。本気できのこを褒めまくって撮影している自分が、プロのカメラマンと重なりました。

さて、撮影終了。収穫に取りかかりま〜す。

あれ? なんだコリャ? 細かいひだの中でうごめく小さな点が…

うわっ、これトビムシの仲間じゃないですか?

ものすごーく大量にいます。しかも威勢よく、ひだから飛び出してくるではありませんか! パチっとかいって目に入りそうな勢いです。

でも気にしな〜い。食べちゃえ、食べちゃえ!


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この日、家の者たちには大量のトビムシの件は内緒にして、さっさと焼いてお皿に乗せてテーブルに出しちゃいました。しかも傘を上に向け、トビムシたちの気配を悟られないように。たぶんトビムシたちは真っ黒焦げで何が何だかわからなくなっていると思います。

でも、目を覆いたくなるような大量のトビムシの残像が目に焼き付いていて、家族に内緒にしておくのは後ろめたかったです。でも、死ぬわけじゃないし…。

「シイタケ、食べるー」と子どもがおいしそうに食べています。次から次へと口に運んでいる様子を見ると、ちょっと複雑な気分。でも、死ぬわけじゃないし…

繊維質に加え、トビムシのタンパク質も吸収できて栄養満点かも? と自分に言い聞かせながら自らも口に。「天然物は香りがいいかな」(気のせい?)なんて思いながらおいしくいただきました。

日中、軽く陽に当ててトビムシを追い出しておけば、もっと気分よく食べられたでしょう。迂闊でした。

余談ですが、家族は私のきのこ鑑定眼を疑っています(当然と言えば当然です。素人ですから)。しかし、今回のきのこはどう見たってシイタケ。間違いようがありません。なので、山で採ってきたとは言わずに友人からもらったと嘘をつきました(ごめんなさい)。「どこの誰?」「なんでくれたの?」「きのこ栽培してる友達いたっけ?」などと細かいツッコミが入ったらどうしよう…と心配しましたが、何事もなく時は過ぎました。あ〜よかった。


●シイタケ/Lentinula edodes
キシメジ科

撮影:2010.4.19/石岡市

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2009年11月23日 (月)

歯ごたえいいぞ! ムラサキシメジ

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先週、きのこ観察のフィールドにしている雑木林でムラサキシメジが発生しているのを確認。そのときは写真だけ撮って帰ってきたのですが、今ごろになってむらむらと食欲がわいてきました。

で、さっそく採ってきたのがご覧のムラサキシメジ。親友のO君(きのこ試食隊のメンバー)と食べるだけなので、収穫はほんの5〜6本にしておきました。前回、ウスヒラタケをつけ汁うどんでいただいたので、今回はスパゲティにしようと決まっていました。


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ムラサキシメジのスパゲティです!

ネットでムラサキシメジの料理を検索してみたら、「おいしい」という人と「埃臭い」あるいは「カビ臭い、土臭い」という人が半々で、評価が分かれていました。ほとんどのサイトが炒め物をすすめていたので、スパゲティという結論になりました。本当は味噌汁も味わってみたかったのですが、埃臭いという言葉が気になって断念しました。

さて、スパゲティの具になったムラサキシメジはというと…けっこうイケます。香りや味という点では特に何も感じませんでしたが、コリコリとした歯ごたえが気に入りました。次回は、埃臭い味噌汁にも挑戦してみようという気になってきました。


●ムラサキシメジ/Lepista nuda
キシメジ科ムラサキシメジ属


参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.21/石岡市)

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2009年11月18日 (水)

ウスヒラタケをいただきま〜す

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よく出かける雑木林でウスヒラタケを見つけました。発生から時間が経っているようで、傘がかなり大きくなっています。二か所にかたまって生えていました。全部収穫すれば中形のざるに山盛りありましたが、遠慮して両手いっぱいくらいにしておきました。


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生えていたのは伐採された木が積み重なっている場所。木の種類はシラカシのような気がしました。


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さっそく友人のO君に電話して一緒に食べることに。彼は料理が上手なので、きのこを収穫したときはいつも彼の元に持参します。今回は「ウスヒラタケつけ汁うどん」となりました。(写真はO君が撮影)

「このきのこ、すごくダシがでるね〜」と台所から語りかけるO君。その言葉を耳にして、大量の唾液と脳汁が分泌されたことは言うまでもありません。じつは、山採りきのこの試食に付き合ってくれるのは彼だけ。家族は私のきのこ鑑定眼を疑っているのです。そんな私とともに、山採りきのこの試食をする彼はチャレンジャーなのかもしれません。O君、いつもありがとう。

お味の方は…かなりイケてます。確かにダシが出ていますし歯ごたえも上々。今度採れたら味噌汁にして味わってみたいですね〜


●ウスヒラタケ/Pleurotus pulmonarius
ヒラタケ科ヒラタケ属

参考文献:山と渓谷社『フィールドブックス きのこ』『カラー名鑑 日本のきのこ』
(撮影:2009.11.15/石岡市)

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